- ああ言えばこう言う(ああいえばこういう)
- 愛多ければ憎しみ至る(あいおおければにくしみいたる)
- 愛嬌を振りまく(あいきょうをふりまく)
- 愛敬を振りまく(あいきょうをふりまく)
- 匕首に鍔(あいくちにつば)
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 挨拶は時の氏神(あいさつはときのうじがみ)
- 挨拶より円札(あいさつよりえんさつ)
- 相性が悪い(あいしょうがわるい)
- 合性が悪い(あいしょうがわるい)
- 愛想が尽きる(あいそうがつきる)
- 愛想が尽きる(あいそがつきる)
- 愛想づかしも金から起きる(あいそづかしもかねからおきる)
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛想を尽かす(あいそをつかす)
- 相対のことはこちゃ知らぬ(あいたいのことはこちゃしらぬ)
- 開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない)
- 開いた口には戸はたたぬ(あいたくちにはとはたたぬ)
- 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
- 相槌を打つ(あいづちをうつ)
- 相手変われど主変わらず(あいてかわれどぬしかわらず)
- 相手にとって不足はない(あいてにとってふそくはない)
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 相手のない喧嘩はできぬ(あいてのないけんかはできぬ)
- 相手見てからの喧嘩声(あいてみてからのけんかごえ)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 愛の鞭(あいのむち)
- 愛は惜しみなく与う(あいはおしみなくあたう)
- 愛は惜しみなく奪う(あいはおしみなくうばう)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 愛は憎悪の始め(あいはぞうおのはじめ)
- 相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ(あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ)
- 合間を縫う(あいまをぬう)
- 相も変わらず(あいもかわらず)
- 逢い戻りは鴨の味(あいもどりはかものあじ)
- 会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ)
- 逢うは別れの始め(あうはわかれのはじめ)
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)
- 敢えて主とならず客となる(あえてしゅとならずきゃくとなる)
- 会えば五厘の損がゆく(あえばごりんのそんがゆく)
- 仰いで唾を吐く(あおいでつばをはく)
- 仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)
- 青い鳥(あおいとり)
- 青柿が熟柿弔う(あおがきがじゅくしとむらう)
- 青くなる(あおくなる)
- 青写真を描く(あおじゃしんをえがく)
- 青筋を立てる(あおすじをたてる)
- 青田買い(あおたがい)
- 青菜に塩(あおなにしお)
- 青二才(あおにさい)
- 青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 青表紙を叩いた者にはかなわぬ(あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ)
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 赤いは酒の咎(あかいはさけのとが)
- 垢が抜ける(あかがぬける)
- 赤くなる(あかくなる)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 赤子の腕を捩じる(あかごのうでをねじる)
- 赤子の手をねじる(あかごのてをねじる)
- 赤子の手を捩じるよう(あかごのてをねじるよう)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 赤子の手を捻るよう(あかごのてをひねるよう)
- 赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
- 赤子を裸にしたよう(あかごをはだかにしたよう)
- 証が立つ(あかしがたつ)
- 証を立てる(あかしをたてる)
- 赤信号が付く(あかしんごうがつく)
- 赤信号が点く(あかしんごうがつく)
- 赤恥をかく(あかっぱじをかく)
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 垢抜ける(あかぬける)
- 赤の他人(あかのたにん)
- 垢は擦るほど出る、あらは探すほど出る(あかはこするほどでる、あらはさがすほどでる)
- 赤恥をかく(あかはじをかく)
- 赤恥を搔く(あかはじをかく)
- 垢も身のうち(あかもみのうち)
- 明るけりゃ月夜だと思う(あかるけりゃつきよだとおもう)
- 明るみに出る(あかるみにでる)
- 赤を入れる(あかをいれる)
- 足掻きが取れない(あがきがとれない)
- 秋荒れ半作(あきあれはんさく)
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 飽きが来る(あきがくる)
- 空樽は音が高い(あきだるはおとがたかい)
- 商い三年(あきないさんねん)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)
- 商いは数でこなせ(あきないはかずでこなせ)
- 商いは門門(あきないはかどかど)
- 商いは門々(あきないはかどかど)
- 商いは草の種(あきないはくさのたね)
- 商いは本にあり(あきないはもとにあり)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 秋の扇(あきのおうぎ)
- 秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 秋日和半作(あきびよりはんさく)
- 空き家で声嗄らす(あきやでこえからす)
- 空き家の雪隠(あきやのせっちん)
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 呆れが礼に来る(あきれがれいにくる)
- アキレス腱(あきれすけん)
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
- 悪縁契り深し(あくえんちぎりふかし)
- 灰汁が強い(あくがつよい)
- 灰汁が抜ける(あくがぬける)
- 悪妻は百年の不作(あくさいはひゃくねんのふさく)
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 悪事、千里を走る(あくじ、せんりをはしる)
- 悪事、身にかえる(あくじ、みにかえる)
- 悪獣もなおその類を思う(あくじゅうもなおそのるいをおもう)
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 悪女は鏡を疎む(あくじょはかがみをうとむ)
- アクセントを置く(あくせんとをおく)
- 悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)
- 悪態をつく(あくたいをつく)
- 悪態を突く(あくたいをつく)
- 悪に強きは善にも強し(あくにつよきはぜんにもつよし)
- 悪人あればこそ善人も顕る(あくにんあればこそぜんにんもあらわる)
- 悪の裏は善(あくのうらはぜん)
- 悪の温床(あくのおんしょう)
- 悪の報いは針の先(あくのむくいははりのさき)
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 悪は延べよ(あくはのべよ)
- 欠伸を嚙み殺す(あくびをかみころす)
- 悪法もまた法なり(あくほうもまたほうなり)
- 胡坐をかく(あぐらをかく)
- 胡座をかく(あぐらをかく)
- 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
- 明けても暮れても(あけてもくれても)
- 朱に染まる(あけにそまる)
- 朱を奪う紫(あけをうばうむらさき)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 挙げ足を取る(あげあしをとる)
- 挙げ句の果て(あげくのはて)
- 挙句の果て(あげくのはて)
- 上げ潮に乗る(あげしおにのる)
- 上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
- 上げ膳に据え膳(あげぜんにすえぜん)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 阿漕が浦に引く網(あこぎがうらにひくあみ)
- 顎から先に生まれる(あごからさきにうまれる)
- 顎が落ちそう(あごがおちそう)
- 顎が落ちる(あごがおちる)
- 顎が外れる(あごがはずれる)
- 顎が干上がる(あごがひあがる)
- 顎で使う(あごでつかう)
- 顎で蠅を追う(あごではえをおう)
- 顎振り三年(あごふりさんねん)
- 顎をしゃくる(あごをしゃくる)
- 顎を出す(あごをだす)
- 顎を撫でる(あごをなでる)
- 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
- 朝雨と女の腕捲り(あさあめとおんなのうでまくり)
- 朝雨に傘いらず(あさあめにかさいらず)
- 朝雨に傘要らず(あさあめにかさいらず)
- 浅い川も深く渡れ(あさいかわもふかくわたれ)
- 朝起き千両(あさおきせんりょう)
- 朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
- 朝起きは三文の徳(あさおきはさんもんのとく)
- 朝起きは七つの徳(あさおきはななつのとく)
- 朝顔の花一時(あさがおのはないっとき)
- 朝駆けの駄賃(あさがけのだちん)
- 麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
- 朝酒は門田を売っても飲め(あさざけはかどたをうってものめ)
- 浅瀬に徒波(あさせにあだなみ)
- 浅瀬に仇波(あさせにあだなみ)
- 朝題目に夕念仏(あさだいもくにゆうねんぶつ)
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 朝茶は七里帰っても飲め(あさちゃはしちりかえってものめ)
- 明後日の方(あさってのほう)
- 朝虹は雨夕虹は晴れ(あさにじはあめゆうにじははれ)
- 麻につるる蓬(あさにつるるよもぎ)
- 朝寝八石の損(あさねはちこくのそん)
- 朝寝坊の宵っ張り(あさねぼうのよいっぱり)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 朝の来ない夜はない(あさのこないよるはない)
- 麻の中の蓬(あさのなかのよもぎ)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 朝のぴっかり姑の笑い(あさのぴっかりしゅうとめのわらい)
- 朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
- 朝飯前(あさめしまえ)
- 朝飯前のお茶漬け(あさめしまえのおちゃづけ)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- 海驢の番(あしかのばん)
- 足がある(あしがある)
- 足が重い(あしがおもい)
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- 足が地に付かない(あしがちにつかない)
- 足が付く(あしがつく)
- 足が出る(あしがでる)
- 足が遠のく(あしがとおのく)
- 足が早い(あしがはやい)
- 足が速い(あしがはやい)
- 足が棒になる(あしがぼうになる)
- 足が向く(あしがむく)
- 足蹴にする(あしげにする)
- 朝に紅顔ありて夕べに白骨となる(あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる)
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 朝に夕べを謀らず(あしたにゆうべをはからず)
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- 足駄を履いて首ったけ(あしだをはいてくびったけ)
- 足で稼ぐ(あしでかせぐ)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 足留めを食う(あしどめをくう)
- 足止めを食らう(あしどめをくらう)
- 足並みが揃う(あしなみがそろう)
- 足並みを揃える(あしなみをそろえる)
- 足に任せる(あしにまかせる)
- 足の裏の米粒をこそげる(あしのうらのこめつぶをこそげる)
- 足の踏み場もない(あしのふみばもない)
- 足場を失う(あしばをうしなう)
- 足場を固める(あしばをかためる)
- 足踏みをする(あしぶみをする)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足元から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足許から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足元に付け込む(あしもとにつけこむ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足元に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足元にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下にも寄りつけない(あしもとにもよりつけない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足元の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 足元へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 足元を固める(あしもとをかためる)
- 足下を固める(あしもとをかためる)
- 足許を固める(あしもとをかためる)
- 足元を見る(あしもとをみる)
- 足下を見る(あしもとをみる)
- 足を洗う(あしをあらう)
- 足を入れる(あしをいれる)
- 足を奪われる(あしをうばわれる)
- 足を限りに(あしをかぎりに)
- 足を掬う(あしをすくう)
- 足を擂り粉木にする(あしをすりこぎにする)
- 足を出す(あしをだす)
- 足を止める(あしをとめる)
- 足を取られる(あしをとられる)
- 足を抜く(あしをぬく)
- 足を延ばす(あしをのばす)
- 足を運ぶ(あしをはこぶ)
- 足を引っ張る(あしをひっぱる)
- 葦を啣む雁(あしをふくむかり)
- 足を踏み入れる(あしをふみいれる)
- 足を棒にする(あしをぼうにする)
- 足を向けて寝られない(あしをむけてねられない)
- 味なことをやる(あじなことをやる)
- 味も素っ気もない(あじもそっけもない)
- 味を占める(あじをしめる)
- 味をやる(あじをやる)
- 明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
- 飛鳥川の淵瀬(あすかがわのふちせ)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- 明日知らぬ世(あすしらぬよ)
- 明日の事は明日案じよ(あすのことはあすあんじよ)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- 明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
- 明日は我が身(あすはわがみ)
- 与って力がある(あずかってちからがある)
- 預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
- 梓に鏤める(あずさにちりばめる)
- 梓に上す(あずさにのぼす)
- 東男に京女(あずまおとこにきょうおんな)
- 汗の結晶(あせのけっしょう)
- 汗水垂らす(あせみずたらす)
- 汗水流す(あせみずながす)
- 汗水を流す(あせみずをながす)
- 汗をかく(あせをかく)
- 汗を流す(あせをながす)
- 畦から行くも田から行くも同じ(あぜからいくもたからいくもおなじ)
- 遊びに師なし(あそびにしなし)
- 値千金(あたいせんきん)
- 価千金(あたいせんきん)
- 値を二つにせず(あたいをふたつにせず)
- 与うるは受くるより幸いなり(あたうるはうくるよりさいわいなり)
- 与えるは受けるより幸いなり(あたえるはうけるよりさいわいなり)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 当たって砕けよ(あたってくだけよ)
- 当たって砕けろ(あたってくだけろ)
- 頭打ちになる(あたまうちになる)
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 頭搔くか字を書くか(あたまかくかじをかくか)
- 頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
- 頭から(あたまから)
- 頭から水を浴びたよう(あたまからみずをあびたよう)
- 頭から水を掛けられたよう(あたまからみずをかけられたよう)
- 頭から湯気を立てる(あたまからゆげをたてる)
- 頭が上がらない(あたまがあがらない)
- 頭が痛い(あたまがいたい)
- 頭が動けば尾も動く(あたまがうごけばおもうごく)
- 頭が固い(あたまがかたい)
- 頭が堅い(あたまがかたい)
- 頭が切れる(あたまがきれる)
- 頭が下がる(あたまがさがる)
- 頭が低い(あたまがひくい)
- 頭が古い(あたまがふるい)
- 頭が割れるよう(あたまがわれるよう)
- 頭剃るより心を剃れ(あたまそるよりこころをそれ)
- 頭でっかち尻すぼり(あたまでっかちしりすぼり)
- 頭でっかち尻つぼみ(あたまでっかちしりつぼみ)
- 頭に入れる(あたまにいれる)
- 頭に来る(あたまにくる)
- 頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
- 頭に湯気を立てる(あたまにゆげをたてる)
- 頭の上の蠅も追えない(あたまのうえのはえもおえない)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
- 頭の上の蠅を追え(あたまのうえのはえをおえ)
- 頭の黒い鼠(あたまのくろいねずみ)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 頭の濡れぬ思案(あたまのぬれぬしあん)
- 頭の蠅も追えない(あたまのはえもおえない)
- 頭禿げても浮気はやまぬ(あたまはげてもうわきはやまぬ)
- 頭を痛める(あたまをいためる)
- 頭を抱える(あたまをかかえる)
- 頭を搔く(あたまをかく)
- 頭を切り替える(あたまをきりかえる)
- 頭を切り換える(あたまをきりかえる)
- 頭を下げる(あたまをさげる)
- 頭を絞る(あたまをしぼる)
- 頭を搾る(あたまをしぼる)
- 頭を突っ込む(あたまをつっこむ)
- 頭を悩ます(あたまをなやます)
- 頭を撥ねる(あたまをはねる)
- 頭を捻る(あたまをひねる)
- 頭を拈る(あたまをひねる)
- 頭を冷やす(あたまをひやす)
- 頭を丸める(あたまをまるめる)
- 頭を擡げる(あたまをもたげる)
- 新しい酒は新しい革袋に盛れ(あたらしいさけはあたらしいかわぶくろにもれ)
- 新しい酒を古い革袋に盛る(あたらしいさけをふるいかわぶくろにもる)
- 新しき葡萄酒は新しき革袋に入れよ(あたらしきぶどうしゅはあたらしきかわぶくろにいれよ)
- 当たらず触らず(あたらずさわらず)
- 当たらず障らず(あたらずさわらず)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 辺り構わず(あたりかまわず)
- 当たりがいい(あたりがいい)
- 当たりを付ける(あたりをつける)
- 当たりを取る(あたりをとる)
- 辺りを払う(あたりをはらう)
- 当たるも八卦、当たらぬも八卦(あたるもはっけ、あたらぬもはっけ)
- 当たるを幸い(あたるをさいわい)
- 徒疎か(あだおろそか)
- 寇に兵を藉し、盗に糧を齎す(あだにへいをかし、とうにかてをもたらす)
- 寇に兵を藉し、盗に糧を齎す(あだにへいをかし、とうにりょうをもたらす)
- 徒の悋気(あだのりんき)
- 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- あだや疎か(あだやおろそか)
- 徒や疎か(あだやおろそか)
- 仇を恩で報ずる(あだをおんでほうずる)
- 仇を恩で報いる(あだをおんでむくいる)
- あちら立てればこちらが立たぬ(あちらたてればこちらがたたぬ)
- 彼方立てれば此方が立たぬ(あちらたてればこちらがたたぬ)
- 悪貨は良貨を駆逐する(あっかはりょうかをくちくする)
- 圧巻(あっかん)
- 呆気に取られる(あっけにとられる)
- 会った時は笠を脱げ(あったときはかさをぬげ)
- あったら口に風邪ひかす(あったらくちにかぜひかす)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 可惜口に風ひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- あって地獄、なくて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- あっても苦労、なくても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- あっという間(あっというま)
- あっと言う間(あっというま)
- あっと言わせる(あっといわせる)
- 熱くなる(あつくなる)
- 暑さ寒さも彼岸まで(あつささむさもひがんまで)
- 暑さ忘れて陰忘る(あつさわすれてかげわする)
- 暑さ忘れれば陰忘れる(あつさわすれればかげわすれる)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
- 圧力を掛ける(あつりょくをかける)
- 当てが外れる(あてがはずれる)
- 当て事と畚褌は先から外れる(あてことともっこふんどしはさきからはずれる)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 当て事は向こうから外れる(あてごとはむこうからはずれる)
- 後足で砂をかける(あとあしですなをかける)
- 後味が悪い(あとあじがわるい)
- 後押しをする(あとおしをする)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 後がない(あとがない)
- 後釜に据える(あとがまにすえる)
- 後釜に座る(あとがまにすわる)
- 後釜に据わる(あとがまにすわる)
- 後口が悪い(あとくちがわるい)
- 後先になる(あとさきになる)
- 後先見ず(あとさきみず)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 後に引けない(あとにひけない)
- 後にも先にも(あとにもさきにも)
- 後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
- 後の雁が先になる(あとのがんがさきになる)
- 後の喧嘩、先でする(あとのけんか、さきでする)
- 後の祭り(あとのまつり)
- 後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)
- 後腹が病める(あとばらがやめる)
- 阿堵物(あとぶつ)
- 後へ引かない(あとへひかない)
- 後へも先へも行かぬ(あとへもさきへもいかぬ)
- 後棒を担ぐ(あとぼうをかつぐ)
- 跡を追う(あとをおう)
- 跡を晦ます(あとをくらます)
- 跡を絶たない(あとをたたない)
- 跡を濁す(あとをにごす)
- 後を引く(あとをひく)
- アドバルーンを揚げる(あどばるーんをあげる)
- アドバルーンを上げる(あどばるーんをあげる)
- 穴が開く(あながあく)
- 穴が空く(あながあく)
- 穴があったら入りたい(あながあったらはいりたい)
- あなた任せ(あなたまかせ)
- 穴の開くほど(あなのあくほど)
- 穴の開くほど見る(あなのあくほどみる)
- 穴の貉を値段する(あなのむじなをねだんする)
- 穴をあける(あなをあける)
- 穴を埋める(あなをうめる)
- 穴を掘って言い入れる(あなをほっていいいれる)
- 豈図らんや(あにはからんや)
- 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
- 姉は菅笠、妹とは日傘(あねはすげがさ、いもとはひがさ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- あの手この手(あのてこのて)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 痘痕も靨(あばたもえくぼ)
- 家鴨も鴨の気位(あひるもかものきぐらい)
- 危ないことは怪我のうち(あぶないことはけがのうち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 危ない橋を渡る(あぶないはしをわたる)
- 虻蜂取らず(あぶはちとらず)
- 虻蜂捕らず(あぶはちとらず)
- 油が切れる(あぶらがきれる)
- 脂が乗る(あぶらがのる)
- 油紙に火が付いたよう(あぶらがみにひがついたよう)
- 油紙に火の付いたよう(あぶらがみにひのついたよう)
- 油紙へ火の付いたよう(あぶらがみへひのついたよう)
- 脂に画き、氷に鏤む(あぶらにえがき、こおりにちりばむ)
- 油を売る(あぶらをうる)
- 油を絞る(あぶらをしぼる)
- 油を注ぐ(あぶらをそそぐ)
- 油を以って油煙を落とす(あぶらをもってゆえんをおとす)
- 阿呆の三杯汁(あほうのさんばいじる)
- 甘い汁を吸う(あまいしるをすう)
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 甘く見る(あまくみる)
- 余す所なく(あますところなく)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 天の邪鬼(あまのじゃく)
- 雨夜の月(あまよのつき)
- 余り茶に福あり(あまりちゃにふくあり)
- あまり円きはまろびやすし(あまりまろきはまろびやすし)
- 余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 阿弥陀の光も金次第(あみだのひかりもかねしだい)
- 阿弥陀の光も銭次第(あみだのひかりもぜにしだい)
- 阿弥陀も銭で光る(あみだもぜにでひかる)
- 網なくて淵を覗くな(あみなくてふちをのぞくな)
- 網にかかった魚(あみにかかったうお)
- 網に掛かった魚(あみにかかったうお)
- 網にかかるは雑魚ばかり(あみにかかるはざこばかり)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 網の目を潜る(あみのめをくぐる)
- 網を張る(あみをはる)
- 雨、車軸の如し(あめ、しゃじくのごとし)
- 雨が降ろうが槍が降ろうが(あめがふろうがやりがふろうが)
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 飴と鞭(あめとむち)
- 雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
- 雨は花の父母(あめははなのふぼ)
- 雨晴れて笠を忘る(あめはれてかさをわする)
- 雨晴れて笠を忘れる(あめはれてかさをわすれる)
- 雨降って地固まる(あめふってじかたまる)
- 飴をしゃぶらせる(あめをしゃぶらせる)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 危うきこと累卵の如し(あやうきことるいらんのごとし)
- 過ちて改めざる是を過ちと謂う(あやまちてあらためざるこれをあやまちという)
- 過ちては改むるに憚ること勿れ(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
- 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ(あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ)
- 過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)
- 過ちを文る(あやまちをかざる)
- 過ちを観て斯に仁を知る(あやまちをみてここにじんをしる)
- 過ちを観て仁を知る(あやまちをみてじんをしる)
- 過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
- 荒肝を抜く(あらぎもをぬく)
- 嵐の前の静けさ(あらしのまえのしずけさ)
- 争い果ててのちぎり木(あらそいはててのちぎりぎ)
- 争い果てての棒乳切り(あらそいはててのぼうちぎり)
- 争い果てての棒千切り(あらそいはててのぼうちぎり)
- 争えない(あらそえない)
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 荒波に揉まれる(あらなみにもまれる)
- 有り金をはたく(ありがねをはたく)
- ありそうでないのが金(ありそうでないのがかね)
- 有り体に言う(ありていにいう)
- 在りての厭い、亡くての偲び(ありてのいとい、なくてのしのび)
- 蟻の穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)
- 蟻の甘きにつくが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
- 蟻の熊野参り(ありのくまのまいり)
- 蟻の這い出る隙もない(ありのはいでるすきもない)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 歩く足には塵が付く(あるくあしにはちりがつく)
- ある手からこぼれる(あるてからこぼれる)
- ある時は米の飯(あるときはこめのめし)
- ある時払いの催促なし(あるときばらいのさいそくなし)
- あるところにはあるもの(あるところにはあるもの)
- あるは厭なり思うは成らず(あるはいやなりおもうはならず)
- あるはないに勝る(あるはないにまさる)
- アルファでありオメガである(あるふぁでありおめがである)
- 合わす顔がない(あわすかおがない)
- 会わす顔がない(あわすかおがない)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 合わせる顔がない(あわせるかおがない)
- 会わせる顔がない(あわせるかおがない)
- 慌てる蟹は穴に入れぬ(あわてるかにはあなにはいれぬ)
- 慌てる蟹は穴へ入れぬ(あわてるかにはあなへはいれぬ)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 阿波に吹く風は讃岐にも吹く(あわにふくかぜはさぬきにもふく)
- 合わぬ蓋あれば合う蓋あり(あわぬふたあればあうふたあり)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 鮑の片思い(あわびのかたおもい)
- 泡を食う(あわをくう)
- 泡を吹かせる(あわをふかせる)
- 鮟鱇の待ち食い(あんこうのまちぐい)
- 晏子の御(あんしのぎょ)
- 暗礁に乗り上げる(あんしょうにのりあげる)
- 案じてたもるより銭たもれ(あんじてたもるよりぜにたもれ)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 案じるより団子汁(あんじるよりだんごじる)
- 案ずるより産むが易し(あんずるよりうむがやすし)
- アンテナを張る(あんてなをはる)
- 安に居て危を思う(あんにいてきをおもう)
- 案に相違する(あんにそういする)
- 案に違う(あんにたがう)
- 暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
- 暗夜の礫(あんやのつぶて)
- Rの字のない月に牡蠣を食べるな(あーるのじのないつきにかきをたべるな)
- Rのない月の牡蠣はよくない(あーるのないつきのかきはよくない)