円融三諦/えんにゅうさんだい

円融三諦(えんにゅうさんだい)の意味と使い方
四字熟語 円融三諦
読み方 えんにゅうさんだい
意味 空(くう)・仮(け)・中(ちゅう)の三つの真理が、それぞれの立場を保ちながら完全に融合して一つとなり、同時に成立していること。仏教、特に天台宗でいう語。「円融」はそれぞれがその立場を保ちつつ完全に一体となって妨げのないこと。「諦」は真理のこと。それぞれの事象の本体が実態のないことを「空」、それぞれの事象は因縁によって存在することを「仮」、これらを越え空でも仮でもなく絶対の真理を「中」という。「円融」は「えんゆう」、「三諦」は「さんたい」とも読む。
英語表現
類義語 三諦円融(さんたいえんにゅう)
隔歴三諦(きゃくりゃくさんだい)
三諦円融(さんだいえんにゅう)