遏悪揚善/あつあくようぜん

遏悪揚善(あつあくようぜん)の意味と使い方
四字熟語 遏悪揚善
読み方 あつあくようぜん
意味 悪事をとどめて抑えて、善事をすすめること。悪事には刑罰を加えてその悪を禁じ、善事には報奨を与えて官職に挙げ用いること。「遏」はとどめ禁ずる、絶つ意味。「揚」はすすめさかんにする意味。また、挙げ用いる意味。「悪を遏め善を揚ぐ」と訓読する。
英語表現
出典 「易経(えききょう)」大勇(たいゆう)「君子は以て悪を遏め善を揚げて、天の休(おお)いなる命に順(したが)う」
類義語 勧善懲悪(かんぜんちょうあく)
激濁揚清(げきだくようせい)

使い方/例文

例文

  • 彼は遏悪揚善を主張し死刑制度に賛成をした。
  • 彼女の母は遏悪揚善が分かりやすいドラマが大好きだ。
  • 彼は遏悪揚善を心がけており困っている人は見過ごせないようだ。
  • この小説は遏悪揚善の心を持つ主人公が世間の闇と対峙するところが面白い。
  • 遏悪揚善を貫き通すと自分が正義の味方になったかのような錯覚を覚える。
  • 遏悪揚善を語るのは簡単だが実践するのは難しい。
  • あの教師は遏悪揚善を生徒に説いていたが自分はタバコをポイ捨てしていた。
  • 彼は遏悪揚善の人であるため、道理に厳しく少し堅苦しい。
  • 今の時代、遏悪揚善を語る人はあまりいなくなった。
  • 彼の父は遏悪揚善の人なので道端に落ちているゴミを拾わなかっただけで激怒する。