運斤成風/うんきんせいふう

運斤成風(うんきんせいふう)の意味と使い方
四字熟語 運斤成風
読み方 うんきんせいふう
意味 非情に巧みですばらしい技術のこと。また、それをもつ職人。手斧(ておの)を振るって風を巻き起こす意味から。「運斤」は斧を振るうこと。「斤」は手斧の意味。「成風」は風を起こすほど勢いよく振り回す意味。「斤(きん)を運(めぐ)らし風(かぜ)を成(な)す」と訓読する。
英語表現
由来 中国春秋時代、楚(そ)の国の都である郢(えい)の人がしっくい(白い土)を鼻の先に薄く塗って、匠の石にそれを斧で削り取らせた。石は斧を振り上げてうなるほど振り回した。ところ、その鼻を傷つけることなく、しっくいをきれいに削り落とすことができたという故事から。
出典 「荘子(そうじ)」除無鬼(じょむき)
類義語 匠石運斤(しょうせきうんきん)
神工鬼斧(しんこうきふ)
鬼斧神工(きふしんこう)