衣帯中賛/いたいちゅうのさん

衣帯中賛(いたいちゅうのさん)の意味と使い方
四字熟語 衣帯中賛
読み方 いたいちゅうのさん
意味 南宋(なんそう)の忠臣文天祥(ぶんてんしょう)が、節を貫いて処刑されるに臨み、その帯の中に書き残した文章のこと。また、忠節を守り通すこと。「衣帯」は帯のこと。「賛」は文体の名。人や事物を褒めたたえる韻文が多い。
英語表現
由来 文天祥(ぶんてんしょう)は、中国南宋末の軍人・政治家で、南宋三忠臣の一人。宋王朝が滅亡しに瀕する中で元軍(げんぐん)に捕らえられ、元に従うよう繰り返し迫られたが、頑として忠節を貫き、刑に処せられた。獄中で詠んだ「正気(せいき)の歌」でも知られる。
出典 「宋史(そうし)」文天祥伝(ぶんてんしょうでん)