蛙鳴蝉噪/あめいせんそう

蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)の意味と使い方
四字熟語 蛙鳴蝉噪
読み方 あめいせんそう
意味 無駄な表現が多く、内容の乏しい議論や文章。無用の口論や下手な文章を言う。カエルやセミがやかましく鳴くように、騒がしいだけで何の役にも立たないという意味から。「噪」は騒がしく鳴く意味。「蝉噪蛙鳴」とも言う。
英語表現 useless controversy annoying noise fruitless argument
出典 蘇軾(そしょく)-詩「都を出でて陳(ちん)に来(きた)る、、乗る所の船上(せんじょう)に小詩八首(しょうしはっしゅ)を題する有り、何人(なんびと)なるかを知らず、余(よ)が心に感ずる者有り、聊(いささ)か為(ため)に之(これ)を和(わ)す」
類義語 蛙鳴雀噪(あめいじゃくそう)
春蛙秋蝉(しゅんあしゅうぜん)
驢鳴犬吠(ろめいけんばい)
蝉噪蛙鳴(せんそうあめい)
驢鳴牛吠(ろめいぎゅうばい)
驢鳴狗吠(ろめいくばい)

使い方/例文

例文

  • この話し合いは蛙鳴蝉噪だからもう止めよう。
  • 職場の飲み会での会話は蛙鳴蝉噪である。
  • 痴話喧嘩を見ていると蛙鳴蝉噪だと感じる。
  • 会社の会議は2時間も設定されているがまさに蛙鳴蝉噪である。
  • 彼女たちは長電話をしているが蛙鳴蝉噪が繰り広げられているだけだとしか思えない。
  • 議論が白熱し、本題から逸れてしまい蛙鳴蝉噪となった。
  • この手紙の文章は、内容が無く、蛙鳴蝉噪と言わざるを得ない。
  • 子供の会話は蛙鳴蝉噪であるが、それを通して成長していく。
  • 大きなパーティがあり、集まった人々によって蛙鳴蝉噪が繰り広げられた。
  • 人々がする会話の8割方は蛙鳴蝉噪である。