浅瀬仇波/あさせあだなみ

浅瀬仇波(あさせあだなみ)の意味と使い方
四字熟語 浅瀬仇波
読み方 あさせあだなみ
意味 思慮の足りない人ほど、とるに足りない小さなことにも大騒ぎすることのたとえ。「浅瀬に仇波」の略。浅い瀬では深い淵にくらべて激しく波立つことからいう。「仇波」は、いたずらに立ち騒ぐ波。「浅瀬徒波」とも書く。
英語表現 Still waters run deep.
出典 「古今集(こきんしゅう)」恋四「そこひなきふちやはさわぐ山河のあさきせにこそあだ浪はたて」

使い方/例文

例文

  • 彼は自分がやったことを棚に上げて大騒ぎしているが浅瀬仇波だ。
  • 将来は億万長者になるという夢を終始語り続ける彼は現実味がなく浅瀬仇波だ。
  • 彼は上司を口喧嘩で言い負かしたと言っていたがその後仕事がやりにくくなることを考えない浅瀬仇波な行動だった。
  • 彼は自分がクラスメイト3人に告白されたと言っていたが10人に告白された身からすると浅瀬仇波だ。
  • 台風が接近している中、川辺でバーベキューをしようと提案している彼は浅瀬仇波だ。
  • 目的を考えて仕事をするのではなく、細かいミスを指摘して拘り続ける上司の仕事のやり方はまさに浅瀬仇波だ。
  • 彼は人と少し肩がぶつかっただけで大きい声でいつも相手を叱りつけるが、自分が浅瀬仇波だと早く気づいて欲しいものだ。
  • 模擬試験がC判定だったと彼女は自慢をしてきたが、A判定だった私からすれば浅瀬仇波だ。
  • たまたま運よく上手くいったことを自分の実力だと自慢する彼はまさに浅瀬仇波だ。
  • 彼女の母は一流企業に就職さえすれば幸せになれるという考えをもっているが、それは浅瀬仇波だといえる。