永字八法/えいじはっぽう

四字熟語 永字八法
読み方 えいじはっぽう
意味 書の教えで「永」の一字に筆法の全てが詰まっているということ。特に楷書(かいしょ)の基本である八種の点画が含まれているとして、「永」の字を用いてその運筆法を示したもの。書法伝授法の一つ。長く書の教えとされてきた。「八法」は書法における用筆の八つの法で、側(そく)・勒(ろく)・努(ど)・趯(てき)・策(さく)・掠(りゃく)・啄(たく)・磔(たく)・のこと。後漢の蔡邕(さいよう)の考案とされるが、一説に、王義之(おうぎし)「蘭亭集序(らんていしゅうじょ)」の第一字からともいわれる。