四字熟語 | 晏子之御 |
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読み方 | あんしのぎょ |
意味 | 他人の権威に寄りかかっておごり、自らの低い地位に満足しているつまらない人物のたとえ。「晏子」は中国春秋時代の斉の名宰相晏嬰(あんえい)のこと。「御」は馬車の御者(ぎょうしゃ)。 |
英語表現 | – |
由来 | 中国春秋時代、斉の宰相晏嬰の御者が、主人を乗せた馬車を操ることで意気揚々と得意がっていたところ、それを見た妻が離縁を迫って夫をたしなめたため、行いを改めたという故事から。 |
出典 | 「史記(しき)」晏嬰伝(あんえいでん) |
類義語 | 晏御揚陽(あんぎょようよう) |
例文
例文
- 彼は上司に気に入られているからといって、上司と居る時はいつも自分たちに上から目線で接するなんて晏子之御だ。
- 彼女はいつも意見の強い人に賛同する晏子之御のような人物だ。
- 試合で自分のチームに強い人がいると得意げに挑発してくる彼はまさに晏子之御だ。
- 彼女は自分の彼氏が東大卒だといって自分の実力かのように自慢してきたが、晏子之御とはこのことかと悟った。
- 晏子之御のような強い立場の人間に迎合し、弱い立場の人間を馬鹿にするような人はいつか痛い目にあうだろう。
- 自分は晏子之御にならないように権力に屈しない精神をもつようにしよう。
- 彼は晏子之御で終始威張っているため、誰も彼を信用していない。
- 彼は自分が良い負けそうになるといつも先生に言いつけると言い始める晏子之御のような人だ。
- 権力のある人に近づき、自分が偉くなったように振る舞う彼は晏子之御だと皆噂している。
- 晏子之御のような格好悪いことをするくらいなら、自分の実力で味方を増やした方が何倍も良い。