早急/そうきゅう

早急(さっきゅう・そうきゅう) 意味・使い方・例文・類義語・対義語・ビジネス wordia

『早急』という言葉は良く使われますがその読み方は『そうきゅう』なのか?『さっきゅう』なのか?理解が曖昧なまま使っている方も一定数いらっしゃるのではないでしょうか?

今回この記事では『早急』の読み方をはじめ、その意味や使い方、例文等も含めて紹介していきたいと思います。

『早急』の正しい読み方と意味

『早急』の正しい読み方は?実はアナウンサーは間違っている事が多い?

『早急』は正しくは『さっきゅう』と読みます。しかし、いつの間にか『さっきゅう』ではなく『そうきゅう』という言い回しが世間一般に広がり、今ではどちらでも通用するようになっています。

むしろ『そうきゅう』の方が聞き馴染みがあり『さっきゅう』に違和感を覚える人の方が多いのではないかと思います。『さっきゅう』と使った友人に『そうきゅうだよ』と注意したことはないでしょうか。それほど『そうきゅう』という読み方が一般化しており、『そうきゅうに○○して欲しい』という使い方をしたことがある人が大半だと思います。

今やテレビのアナウンサーですら『そうきゅうな対応が求められます。』等と誤った読み方をしていることからも『さっきゅう』から『そうきゅう』に読み方が変化し、それが一般化していることがわかります。

『早急』の正しい意味

次に『早急』の正しい意味について解説します。『早急』とは非常に急ぐことやそのさまを意味します。『早』と『急』という漢字の組み合わせからも読み取れるように、『急いで早く』というスピード感をより一層重視している熟語であることが分かります。

例えば、一刻を争うような緊急事態の時に『早急に避難してください』等と使われますが、『早く非難してください』や『急いで避難してください』というよりも、『早急に』という言葉を使うことで、より一層『早さ』を意識した意味を持つことが分かると思います。

ビジネスでのお礼(感謝)メールに使える『早急』の使い方・例文

早急の読み方と意味を解説しましたので、次に実際にビジネスで使えるメールの例文をご紹介していきます。

  • 『○○様、本件の作業につきまして早急にご対応いただき感謝します。』
  • 『○○様、この度は早急なご対応ありがとうございます。』

このように、相手に何かしてもらったことに対して相手の行動スピードと合わせて感謝を表す際によく使われます。

ただ単に『○○の件についてご返信ありがとうございます。』と感謝を伝えるよりも『○○の件について早急に返信していただきありがとうございます。』と一言『早急』を添えるだけで、より相手の迅速な行動に対する感謝が伝わるかと思います。

また、『早急にご対応いただき感謝しております。そのお蔭で○○の期日に間に合いました。』等、相手が『早急に』対応してくれた『お蔭で』自分が非常に助かったという使い方も可能です。

『早急』の言い換え(類義語)一覧

『早急』の類義語は以下の通りです。

  • 大至急
  • 早期
  • 超特急
  • 特急
  • 緊急
  • 大急ぎ
  • 至急

『早急』の反対語(対義語)一覧

早急の直接的な対義語は辞書にありませんが、言い換えるとするならば動作が遅いという意味合いを含む以下のような熟語が適合するかと思います。

  • 鈍重
  • 遅鈍
  • 緩慢

『早急』と『早々』の違い

次に『早急』と『早々』の違いについて説明します。『早急』とは冒頭にも記述した通り『非常に急ぐことやそのさま』を表します。

一方、『早々』は『普段より早い時期に行うさま』や『急いで行うさま』を表します。例えば『出社早々申し訳ないのだけれど・・・』『入学早々にテストがある』『朝目覚めて早々に電話が来た』など物事の直後に何かが起きた場合や、『早々にとりかかろう』といった早く行うさまを表す時に使われます。

『入学早々』『出社早々』とは使いますが『入学早急』『出社早急』とは使わないように、早急と早々の使い方も明確に差がある事が分かります。

『早急』と『早速』の違い

もう一つ『早急』と『早速』の違いについて説明します。『早速』は『さっそく』と読み、『すみやかに行うこと、すぐ行うことやそのさま』を意味します。

また、『すぐ、すぐに、ただちに』といった意味で副詞として使われることもあります。『早速』というのは行動が早いことを指す言葉であると同時に、何か本題に入る前の起こし言葉として使われます。

『早速』自体にはあまり意味がなく、『さて』『このたびは』などと同様の感覚で使われます。『さて本題に入りましょう』という代わりに『早速本題に入りましょう』と言っても同じことを意味します。

上司や客先に使える『早急』の敬語表現(丁寧語)は?

『早急』の敬語表現としては『早急なご対応ありがとうございます』等といった具合に『ご~』をつけて丁寧語にすることが出来ます。『早急』自体には敬語を表現する術が無いため、それ以降に続く文章に『ご~』をつけて敬語表現にするのが適当であると言えます。

すぐにやってほしい場合の言い方一覧

下記のように様々な言い方をすることができます。

  • 早急に対応お願いします。
  • 至急業務に取り掛かってください。
  • 迅速に作業を行ってください。

『早急』とはどれくらい(何日くらい)の期間を言う?

では早急とはどれくらいの期間のことを指すのでしょうか?早急とは『非常に早いさま』であるので、早ければ早いほど良いでしょう。

決まりきった日数はありませんが、その時々の状況や個々人によって感覚が変わってきます。至急が『今すぐ』だとすれば至急ほどの緊急性はないものの『早急』は『その日の内、少なくとも2~3日以内』が妥当でしょう。

『早急』の英語表現

次に早急の英語表現を紹介します。

早急の英単語は下記があげられます。

  • urgent
  • pressing
  • hurried
  • immediately
  • without delay

例文にすると以下のようになります。

例文

  • Can you start it immediately?
  • We booked that without delay.
  • I hurried to his place.

『早急』の読み方と意味のまとめ

今回は早急の読み方や意味、それに関連するビジネス上での使い方や、同音異字についてご紹介しました。まず『早急』の正しい読み方(『さっきゅう』)が知らなかった人もいるのではないでしょうか。

今現在『さっきゅう』よりも大多数の人が『そうきゅう』と発音しており、どちらを使って発音しても間違いではないのですが、本来正しくは『さっきゅう』と発音することをご理解いただけますと幸いです。

言葉はその時代の流れに合わせて変化していくものなので今後『さっきゅう』ではなく『そうきゅう』が正しいという流れになっていくかもしれません。

この記事で『早急』の読み方をはじめ、その意味合いや類義語や対義語について少しでも参考にしていただければ幸いです。