握髪吐哺/あくはつとほ

握髪吐哺(あくはつとほ)の意味と使い方
四字熟語 握髪吐哺
読み方 あくはつとほ
意味 立派な人材を求めるのに熱心なことのたとえ。「握髪」は洗っている髪を握って、洗うのをやめること。「吐哺」は口の中の食べ物を吐き出すこと。「髪を握り哺(ほ)を吐く」と訓読する。「吐哺握髪」「吐哺捉髪(とほそくあつ)」とも言い、略して「吐握(とあく)」ともいう。
英語表現 extraordinary efforts to find and employ capable persons
由来 中国古代、周公旦は来客があれば、入浴中には濡れた髪を握ったまま、食事中には口の中の食べ物を吐き出して面会し、優れた人材を逃がさないように熱心に求めたという故事から。
出典 「韓詩外伝(かんしがいでん)」三「一沐(いちもく)三たび髪を握り、一飯三たび哺を吐きて猶(な)お天下の士を失わんことを恐る」
類義語 一饋十起(いっきじっき)
吐握之労(とあくのろう)
吐哺握髪(とほあくはつ)
吐哺捉髪(とほそくはつ)

使い方/例文

例文

  • 握髪吐哺のおかげで我々の会社は今の地位までのし上がってこれたのだ。
  • 弊社は握髪吐哺を大事にして人材確保に努めています。
  • 僕の師匠は常に握髪吐哺だ。
  • あの一流企業は握髪吐哺だと有名だ。
  • 面接で握髪吐哺な企業なのだということが伝わってきた。
  • うちの会社がここまで成長したのは握髪吐哺の精神で優秀な人材を選考したからだ。
  • 社長の握髪吐哺の採用活動は誰も真似が出来ない。
  • なんとかこの部を存続させるために握髪吐哺で人を探している。
  • 社長は受験者1人1人の都合に合わせた握髪吐哺な採用活動を行っている。
  • お風呂の最中でも採用予定者の電話対応をするなんて握髪吐哺だ。
  • 彼女の握髪吐哺のお蔭でなんとか倒産することなく企業が存続することができた。
  • A社の握髪吐哺を見習って我が社も採用活動に力を入れよう。
  • この会社は握髪吐哺だという噂の通り採用基準がとても厳しい。