引縄批根/いんじょうへつこん

四字熟語 引縄批根
読み方 いんじょうへつこん
意味 力を合わせて、他人を根こそぎ排斥すること。転じて、結託して他人を排斥するたとえ。また、こちらが調子のよいときには慕って言い寄りながら、こちらの調子が悪くなると背を向けた者たちに報復するたとえ。「引縄」は縄をより合わせるように互いに依存する意味。他説もある。「批根」は根こそぎ取り払うこと。「縄(なわ)を引(ひ)きて根(ね)を批(しりぞ)く」と訓読する。
類義語 引縄排根(いんじょうはいこん)
由来 中国前漢の高官であった灌夫(かんぶ)と魏其(ぎき)侯は、権勢を保持していたときには慕い寄ってきた者たちが、力を失うと背を向けてしまったので、そうした連中を根こそぎ退けて報復してやりたいと思ったという故事から。