帷幄上奏/いあくじょうそう

帷幄上奏(いあくじょうそう)の意味と使い方
四字熟語 帷幄上奏
読み方 いあくじょうそう
意味 大日本帝国憲法(明治憲法)下、軍の総帥に関わる事項について、陸軍参謀総長・海軍軍令部総長らが、内閣を通さずに直接天皇に上奏すること。「帷幄」は陣営に張られた幕。転じて、作戦を立てる場所。本陣。そこで作戦に加わる家臣を「帷幄之臣(いあくのしん)という。「上奏」は天皇に意見などを申し上げること。
英語表現 direct appeal to the throne by the military

使い方/例文

例文

  • 旧憲法下で行われた帷幄上奏という行為は今では聞きなれない言葉である。
  • 当時、帷幄上奏権を持っていた人は一握りである。
  • 帷幄上奏を行うためには周りからの信頼を得る事はもちろん、自分が相当な地位につかなければ難しいだろう。
  • 帷幄上奏が行われたことにより、スムーズに天皇に軍令が伝達されていたようである。
  • 帷幄上奏権を保持している軍の幹部は重大な責務を抱えていた。