安車蒲輪/あんしゃほりん

安車蒲輪(あんしゃほりん)の意味と使い方
四字熟語 安車蒲輪
読み方 あんしゃほりん
意味 老人をいたわって、手厚くもてなすこと。また、賢人を優遇することにもいう。「安車」は古代中国で、老人や婦人用に座って乗るように仕立てられた、屋根つきの子車。「蒲輪」は蒲(がま)の穂で車輪を包んで、揺れをおさえて乗り心地をよくしたもの。
英語表現
出典 「漢書(かんじょ)武帝紀(ぶていき)
類義語 安車軟輪(あんしゃなんりん)

使い方/例文

例文

  • この介護施設は安車蒲輪の対応をしてくれると有名だ。
  • 自分が年老いたときに我が子が安車蒲輪の対偶をしてくれるとは思えない。
  • 高齢社会の今、世の中全体が安車蒲輪を求められている。
  • 祖母は地域の人が皆親切で安車蒲輪だと感動していた。
  • お年寄りと接する時はなるべく分かり易く話をしたりするなど安車蒲輪を心がけている。
  • 祖父は入院中、看護婦さんに良くしてもらい安車蒲輪だと満足していた。
  • 自分もいつかは老人になることを考え、今のうちにお年寄りには安車蒲輪の精神で接しようと心に決めた。
  • ここの施設は至る所がバリアフリーになっており、トイレも広く、まさに安車蒲輪だと思った。
  • 困っている老人を見かけたら声を掛けずにいられない性格の彼女から、安車蒲輪の大切さを学んだ。
  • 彼は祖母の歩調に合わせて歩いたり、荷物を率先して持ってあげたりしており、安車蒲輪を絵にかいたような人物だと感じた。