読み方 | あんたくせいろ |
---|---|
意味 | 仁と義のたとえ。「安宅」は住み心地のよい家で、安らかで安全な身の置き所の意味から、仁のたとえ。「正路」は、正しい道で、人の踏み行うべき正しい道という意味から、義のたとえ。仁は他人への思いやり、いつくしみ。仁愛。義は人として踏み行うべき道。正義。 |
出典 | 「孟子(もうし)」離婁(りろう)上「仁は人の安宅なり、義は人の正路なり」 |
使い方/例文
例文
- 人から受けた恩は必ず返す彼はまさに安宅正路だといえる。
- 行動一つとっても安宅正路を意識して行う方が良い。
- 出家したお坊さんは安宅正路を極めているようだ。
- 常に安宅正路を心がけることで良い人間関係を育むことが出来る。
- 武士道では安宅正路の精神が基本である。
- 人は一人では生きていけないから安宅正路を大切にしなければならない。
- 人との関わりが薄くなった現代では安宅正路を重んじる人が少なくなったように感じる。
- 社会で生きていく上で安宅正路は欠かせないものである。
- 安宅正路が全く存在しない社会はどこか簡素で寂しい社会である。
- 自分の利益にならなくても人を思って行う行動こそがまさに安宅正路である。