1月1日の記念日「太陽暦施行の日」について紹介しています。
今日は何の日
「太陽暦施行の日」とは、日本で太陽暦(ソーラーカレンダー)が正式に採用されたことに由来する記念日です。歴史的な大きな転換点となったのは明治時代のことでした。1872年(明治5年)の12月3日が、翌日の1873年(明治6年)1月1日として定められ、それまで長く使われていた「太陰暦」が廃止され、現在と同じ「太陽暦」へと切り替わりました。
太陽暦とは、地球が太陽の周りを一周する周期(太陽年)を基準に作られた暦のことです。現在、日本を含む世界の多くの地域で標準的に使われている「グレゴリオ暦」や、かつての「ユリウス暦」もこの太陽暦の一種です。
太陽暦の仕組みには、少しだけ複雑な点があります。地球が太陽を一周する時間はきっかり365日ではなく、それよりもわずかに長くなっています。そのため、1年を単純に365日としてしまうと、4年間でほぼ1日分のズレが生じてしまいます。このズレを解消するために、4年に一度、2月29日に「閏日(うるうび)」を設けて1年を366日とし、暦と季節が合致するように調整を行っているのです。