「冪乗」と「累乗」の違いとは?使い方や例文などを解説!

「冪乗」と「累乗」の違い 使い方と例文
「冪乗(べき乗)」と「累乗(るい乗)」の違い
冪乗」は同じ数字を複数回掛け合わせていくことです。「累乗」は指数が自然数(正の整数)の、同じ数字を複数回掛け合わせていくこと。

詳しい解説は記事をご覧ください。

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「冪乗」と「累乗」の違い 使い方と例文

「冪乗」の読み方と意味とは

冪乗」とは「べきじょう」「べき乗」と読みます。意味は、同じ数字を複数回掛け合わせていくことです。例えば、「3の2乗」や「2の4乗」のことを、それぞれ3の冪乗(べき乗)、2の冪乗(べき乗)と言います。

また、同じ数字の掛け合わせならばどんな数字でも良いため、2の0乗や、2の-2乗、2の三分の一乗、2のπ乗等も「冪乗」です。

「累乗」の読み方と意味とは

累乗」とは「るいじょう」と読みます。意味は、同じ数字を複数回掛け合わせていくこと。なおかつ、指数が自然数(正の整数)の場合のことです。

例えば、「5の2乗」や「2の3乗」のことが累乗です。それぞれ、5の累乗、2の累乗と言います。

前述のように、指数が自然数(正の整数)でないといけないため、5の0乗や、5の-2乗、5の三分の一乗、5のπ乗等は、累乗ではなく、「冪乗」になります。

「冪乗」の使い方と例文

例文

  • 10の2乗は10の冪乗である。
  • 2のマイナス2乗は2の冪乗である。
  • 2の0乗は2の冪乗である。
  • 2の-2乗は2の冪乗である。
  • 2の三分の一乗は2の冪乗である。
  • 2のπ乗は2の冪乗である。

「累乗」の使い方と例文

例文

  • 5の2乗は5の累乗である。
  • 9の2乗は9の累乗である。
  • 2の2乗は2の累乗である。

まとめ

「冪乗(べき乗)」と「累乗(るい乗)」の違い
冪乗」は同じ数字を複数回掛け合わせていくことです。「累乗」は指数が自然数(正の整数)の、同じ数字を複数回掛け合わせていくこと。