内示/ないじ

内示の意味と使い方

働き始めたら良く耳にする「内示」って何、と思ったことはありませんか?この記事では、内示の意味と使い方、類義語、対義語などについて解説します。

それぞれの例文も紹介しますので、ぜひご活用ください。

内示の読み方と意味とは

内示の読み方とは

「内示」は、音読みの「内(ない)」、音読みの「示(じ)」で「ないじ」と読みます。

内示の意味とは

「内示」の意味とは「内々に示すこと、公表前(正式に知らせる前)に示すこと」です。

内示の類義語(言い換え)一覧

類義語(言い換え):内定

内定とは、正式な発表の前に、採用や昇進、就職、役職への就任がおおかた決まっている状態のことです。

例文

  • 小川君は、大手企業への就職が内定しているらしい。
  • 滑り止めとして受けたB社から内定をもらった。
  • 内定先企業から連絡が来たため、内定承諾のメールを送った。

内示の対義語(反対語)一覧

内示の対義語は「公示」「布告」です。

対義語(反対語):公示

公示とは、政府や公共団体などの機関が一般人に知らせることです。

例文

  • 土地地価が公示された
  • 公示地価を見れば土地の価格が分かる。
  • 衆議院選挙が公示される
  • 議院選挙の公示まで2週間を切ったので、職員たちは忙しくしている

対義語(反対語):布告

布告とは、一般に告げて知らせるという意味です。

例文

  • 他国から宣戦布告を受けた。
  • 私たちの村では、質素倹約令が布告された
  • わが国は、他国への宣戦を布告する
  • 内定先企業から連絡が来たため、内定承諾のメールを送った。

内示とはビジネスでよく使われる?

内示はビジネスではよく使われる言葉なので、覚えておいた方が良いでしょう。

下記の言葉を抑えておくと、ビジネス上での内示については、おおかた理解できるかと思います。

  • 人事内示
  • 内示発注

内示のよくある誤用と注意点

内示の誤用として、辞令と発令があります。辞令とは、企業側から従業員に対して交付される公式文書のことです。

つまり、事例が交付される前に当人の上司や所属長に対して発表されるのが内示となります。

発令とは、内示や辞令のように具体的に内容が定められているわけではありません。通達された内容が実際に起こるときに効力が発揮されるものです。

ビジネスでは、発令日という言葉がよく使われます。

内示の使い方と例文

内示の使い方

本人やその周囲(他部署の人間、部下など)の役職が低い人間には秘密にしたい場合に使います。本人の上司と所属長についてはその内示の内容を知らせます。

内示の例文

例文

  • 田中さんの異動が内示された。
  • 私はお昼休みに上司の人事内示を聞いてしまった
  • 山田さんの昇進内示がチーム内で噂になっている

内示の英語表現とは

内示の英語表現は下記です。

英語表現

  • unofficial announcement
  • an internal announcement
  • an unofficial announcement

内示の読み方と意味のまとめ

読み方 ないじ
意味 内々に示すこと、公表前(正式に知らせる前)に示すこと
類義語 布告
対義語 公示
英語表現 unofficial announcement、an internal announcement、an unofficial announcement