一諾千金/いちだくせんきん

一諾千金の意味と使い方
四字熟語 一諾千金
読み方 いちだくせんきん
意味 信頼できる確かな承諾や約束。また、約束を大事にしないといけないたとえ。一度でも承諾したら、それは千金に値するほどの重要度があるということから。「一諾」は一度承知して、その約束事を引き受けること。「千金」は大金のたとえ。「季布一諾(きふのいちだく)」ともいう。
類義語 季布一諾(きふのいちだく)
千金之諾(せんきんのだく)
対義語 軽諾寡信(けいだくかしん)
英語表現 Reliable and certain consent and promises.
由来 中国秦(しん)末、楚の将軍季布(きふ)は、はじめ項羽(こうう)の傘下で漢の劉邦(りゅうほう)を苦しめたが、のち劉邦に仕えた。信義に厚い任侠(にんきょう)として知られ、いったん承知し引き受けたことは確実に実行したので、楚の人々から、黄金百斤を得るより季布の一度の承諾を得るほうが価値あるといわれた故事から。
出典 「史記(しき)」季布伝(きふでん)「楚人(そひと)の諺(ことわざ)に曰(いわ)く、黄金百斤を得(う)るは、季布の一諾を得るに如かず、と」