一木難支/いちぼくなんし

一木難支の意味と使い方
四字熟語 一木難支
読み方 いちぼくなんし
意味 大勢が傾きかけているときは、一人の力ではどうすることもできないということ。「一木大廈(いちぼくたいか)の崩るるを支(ささ)うる能(あた)わず」「大廈の顚(たお)れんとするは一木の支うる所にあらず」が常用区。「大廈」は大きな建物。大きな建物が崩れる時は、もはや一本の柱では支えられないという意味。一般に「一木(いちぼく)支(ささ)え難(がた)し」と訓読して用いる。
英語表現 When the masses are leaning, there’s nothing one person can do about it.
出典 「文中子(ぶんちゅうし)」事君(じくん)「大廈の将(まさ)に顚(たお)れんとすれば、一木の支うる所に非ざるなり」