一塊之肉/いっかいのにく

一塊之肉(いっかいのにく)の意味と使い方
読み方 いっかいのにく
意味 ただ一人の子のこと。「一塊」はひとかたまり、「肉」は人体の意味。中国南宋(なんそう)の皇帝、広王趙へい(ちょうへい)は、元との戦いに敗れて入水自殺し、王朝は滅亡した。それを聞いた楊太后(ようたいこう)は、「わたしが苦労に耐えてきたものすべて趙氏(宋の皇帝の姓)の一塊の肉(へい帝のこと)のためを思えばこそだったのに」と慟哭(どうこく)した故事による。
出典 「宋史(そうし)」瀛国公紀(えいこくこうき)