- 肺肝を砕く(はいかんをくだく)
- 敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)
- 背水の陣(はいすいのじん)
- 吐いた唾は呑めぬ(はいたつばはのめぬ)
- 吐いた唾を呑む(はいたつばをのむ)
- 杯中の蛇影(はいちゅうのだえい)
- はいに科なし(はいにとがなし)
- 灰吹きから蛇が出る(はいふきからじゃがでる)
- 肺腑を抉る(はいふをえぐる)
- 這えば立て、立てば歩めの親心(はえばたて、たてばあゆめのおやごころ)
- 破瓜(はか)
- 破瓜の年(はかのとし)
- 測り難きは人心(はかりがたきはひとごころ)
- 謀は密なるを貴ぶ(はかりごとはみつなるをたっとぶ)
- 謀は密なるを良しとす(はかりごとはみつなるをよしとす)
- 籌を帷幄に運らし、勝ちを千里の外に決す(はかりごとをいあくにめぐらし、かちをせんりのほかにけっす)
- 歯が立たない(はがたたない)
- 掃き溜めと金持ちは溜まるほど汚い(はきだめとかねもちはたまるほどきたない)
- 掃き溜めに鶴(はきだめにつる)
- 破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)
- 歯切れがいい(はぎれがいい)
- 伯牙、琴を破る(はくが、ことをやぶる)
- 箔が付く(はくがつく)
- 白眼視(はくがんし)
- 白玉楼中の人となる(はくぎょくろうちゅうのひととなる)
- 白紙で臨む(はくしでのぞむ)
- 拍車をかける(はくしゃをかける)
- 白寿(はくじゅ)
- 白刃踏むべし(はくじんふむべし)
- 伯仲の間(はくちゅうのかん)
- 白髪三千丈(はくはつさんぜんじょう)
- 白馬馬に非ず(はくばうまにあらず)
- 白馬は馬に非ず(はくばはうまにあらず)
- 薄氷を履むが如し(はくひょうをふむがごとし)
- 白眉(はくび)
- 白璧の微瑕(はくへきのびか)
- 白面の書生(はくめんのしょせい)
- 伯楽(はくらく)
- 伯楽の一顧(はくらくのいっこ)
- 箱根からこっちに野暮と化け物はなし(はこねからこっちにやぼとばけものはなし)
- 箱根知らずの江戸話(はこねしらずのえどばなし)
- 歯応えがある(はごたえがある)
- 梯子を外される(はしごをはずされる)
- 箸で含める(はしでふくめる)
- 箸に当たり棒に当たる(はしにあたりぼうにあたる)
- 箸にも棒にも掛からない(はしにもぼうにもかからない)
- 箸の転んだもおかしい(はしのころんだもおかしい)
- 箸より重い物を持ったことがない(はしよりおもいものをもったことがない)
- 走り馬にも鞭(はしりうまにもむち)
- 走れば躓く(はしればつまずく)
- 恥と頭は搔き次第(はじとあたまはかきしだい)
- 恥の上塗り(はじのうわぬり)
- 恥は家の病(はじはいえのやまい)
- 始まらない(はじまらない)
- 始めあるものは必ず終わりあり(はじめあるものはかならずおわりあり)
- 始めが大事(はじめがだいじ)
- 始めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな(はじめちょろちょろ、なかぱっぱ、あかごなくともふたとるな)
- 始めの勝ちは糞勝ち(はじめのかちはくそがち)
- 始めの囁き後のどよみ(はじめのささやきのちのどよみ)
- 始めは処女の如く後は脱兎の如し(はじめはしょじょのごとくのちはだっとのごとし)
- 始め半分(はじめはんぶん)
- 始めよければ終りよし(はじめよければおわりよし)
- 始めを言わねば末が聞こえぬ(はじめをいわねばすえがきこえぬ)
- 恥を言わねば理が聞こえぬ(はじをいわねばりがきこえぬ)
- 恥を知らねば恥搔かず(はじをしらねばはじかかず)
- 恥を雪ぐ(はじをすすぐ)
- 恥を雪ぐ(はじをそそぐ)
- 弾みを食う(はずみをくう)
- 旗色が悪い(はたいろがわるい)
- 畑水練(はたけすいれん)
- 畑に蛤(はたけにはまぐり)
- 旗印にする(はたじるしにする)
- 二十過ぎての意見と彼岸過ぎての肥はきかぬ(はたちすぎてのいけんとひがんすぎてのこえはきかぬ)
- 働かざる者食うべからず(はたらかざるものくうべからず)
- 旗を揚げる(はたをあげる)
- 旗を掲げる(はたをかかげる)
- 旗を巻く(はたをまく)
- 肌に粟を生ず(はだえにあわをしょうず)
- 裸一貫(はだかいっかん)
- 裸馬の捨て鞭(はだかうまのすてむち)
- 裸で道中はならぬ(はだかでどうちゅうはならぬ)
- 裸で物を落とした例なし(はだかでものをおとしたためしなし)
- 裸百貫(はだかひゃっかん)
- 肌が合う(はだがあう)
- 肌で感じる(はだでかんじる)
- 肌身離さず(はだみはなさず)
- 肌を許す(はだをゆるす)
- 破竹の勢い(はちくのいきおい)
- 八細工、七貧乏(はちざいく、しちびんぼう)
- 八十の手習い(はちじゅうのてならい)
- 八十八夜の別れ霜(はちじゅうはちやのわかれじも)
- 八の字を寄せる(はちのじをよせる)
- 蜂の巣をつついたよう(はちのすをつついたよう)
- 八分されてもまだ二分残る(はちぶされてもまだにぶのこる)
- 八分は足らず十分は零れる(はちぶはたらずじゅうぶんはこぼれる)
- 白駒の隙を過ぐるが如し(はっくのげきをすぐるがごとし)
- 白虹日を貫く(はっこうひをつらぬく)
- 八歳の翁、百歳の童(はっさいのおきな、ひゃくさいのわらべ)
- 這っても黒豆(はってもくろまめ)
- 八方塞がり(はっぽうふさがり)
- 八方破れ(はっぽうやぶれ)
- 初物七十五日(はつものしちじゅうごにち)
- 破天荒(はてんこう)
- 鳩が豆鉄砲を食ったよう(はとがまめでっぽうをくったよう)
- 鳩に三枝の礼あり、烏に反哺の孝あり(はとにさんしのれいあり、からすにはんぽのこうあり)
- 鳩を憎み豆を作らぬ(はとをにくみまめをつくらぬ)
- 鼻息が荒い(はないきがあらい)
- 鼻息を窺う(はないきをうかがう)
- 花一時、人一盛り(はないっとき、ひとひとさかり)
- 花多ければ実少なし(はなおおければみすくなし)
- 端から和尚はない(はなからおしょうはない)
- 鼻が胡坐をかく(はながあぐらをかく)
- 鼻が利く(はながきく)
- 鼻が高い(はながたかい)
- 鼻が曲がる(はながまがる)
- 鼻糞が目糞を笑う(はなくそがめくそをわらう)
- 鼻糞丸めて万金丹(はなくそまるめてまんきんたん)
- 鼻薬を嗅がせる(はなぐすりをかがせる)
- 鼻毛を数える(はなげをかぞえる)
- 鼻毛を抜く(はなげをぬく)
- 鼻毛を伸ばす(はなげをのばす)
- 鼻毛を読まれる(はなげをよまれる)
- 鼻毛を読む(はなげをよむ)
- 鼻声を出す(はなごえをだす)
- 話が合う(はなしがあう)
- 話が違う(はなしがちがう)
- 話が弾む(はなしがはずむ)
- 話が早い(はなしがはやい)
- 話が分かる(はなしがわかる)
- 話上手の聞き下手(はなしじょうずのききべた)
- 話上手は聞き上手(はなしじょうずはききじょうず)
- 話にならない(はなしにならない)
- 話に乗る(はなしにのる)
- 話に花が咲く(はなしにはながさく)
- 話の腰を折る(はなしのこしをおる)
- 話は下で果てる(はなしはしもではてる)
- 話半分(はなしはんぶん)
- 話を詰める(はなしをつめる)
- 鼻筋が通る(はなすじがとおる)
- 鼻血も出ない(はなぢもでない)
- 鼻っ柱が強い(はなっぱしらがつよい)
- 花七日(はななぬか)
- 花に嵐(はなにあらし)
- 鼻に反りを打つ(はなにそりをうつ)
- 鼻に付く(はなにつく)
- 花盗人は風流のうち(はなぬすびとはふうりゅうのうち)
- 鼻の下が長い(はなのしたがながい)
- 花の下より鼻の下(はなのしたよりはなのした)
- 鼻の下を長くする(はなのしたをながくする)
- 花の下の半日の客、月の前の一夜の友(はなのもとのはんじつのかく、つきのまえのいちやのとも)
- 花は折りたし梢は高し(はなはおりたしこずえはたかし)
- 花は桜木、人は武士(はなはさくらぎ、ひとはぶし)
- 花は根に鳥は古巣に(はなはねにとりはふるすに)
- 花道を飾る(はなみちをかざる)
- 花も折らず実も取らず(はなもおらずみもとらず)
- 花も実もある(はなもみもある)
- 花より団子(はなよりだんご)
- 鼻を明かす(はなをあかす)
- 鼻を折る(はなをおる)
- 花を咲かせる(はなをさかせる)
- 花を添える(はなをそえる)
- 鼻を高くする(はなをたかくする)
- 鼻を鳴らす(はなをならす)
- 花を持たせる(はなをもたせる)
- 歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ)
- 羽を伸ばす(はねをのばす)
- 歯の抜けたよう(はのぬけたよう)
- 歯の根が合わない(はのねがあわない)
- 母在りて一子寒く、母去りて三子寒し(ははありていっしさむく、ははさりてさんしさむし)
- 幅を利かせる(はばをきかせる)
- 幅を持たせる(はばをもたせる)
- 歯亡びて舌存す(はほろびてしたそんす)
- 浜の真砂(はまのまさご)
- 羽目を外す(はめをはずす)
- 早いのが一の芸(はやいのがいちのげい)
- 早い話が(はやいはなしが)
- 早い者勝ち(はやいものがち)
- 早い者に上手なし(はやいものにじょうずなし)
- 早牛も淀、遅牛も淀(はやうしもよど、おそうしもよど)
- 早起き三両、倹約五両(はやおきさんりょう、けんやくごりょう)
- 早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)
- 早かろう悪かろう(はやかろうわるかろう)
- 早合点の早忘れ(はやがてんのはやわすれ)
- 早く咲かば早く散る(はやくさかばはやくちる)
- 早くて悪し大事なし、遅くて悪し猶悪し(はやくてわるしだいじなし、おそくてわるしなおわるし)
- 早寝早起き、病知らず(はやねはやおき、やまいしらず)
- 早飯も芸の中(はやめしもげいのうち)
- はやり目なら病み目でもいい(はやりめならやみめでもいい)
- はやり物は廃り物(はやりものはすたりもの)
- はやる芝居は外題から(はやるしばいはげだいから)
- 腹が大きい(はらがおおきい)
- 腹が黒い(はらがくろい)
- 腹が据わる(はらがすわる)
- 腹が立つ(はらがたつ)
- 腹が立つなら親を思い出せ(はらがたつならおやをおもいだせ)
- 腹が減っては戦ができぬ(はらがへってはいくさができぬ)
- 腹黒い(はらぐろい)
- 腹拵えをする(はらごしらえをする)
- 腹立てるより義理立てよ(はらたてるよりぎりたてよ)
- 腹鼓を打つ(はらつづみをうつ)
- 腹に一物(はらにいちもつ)
- 腹に納める(はらにおさめる)
- 腹に据えかねる(はらにすえかねる)
- 腹の皮が張れば目の皮がたるむ(はらのかわがはればめのかわがたるむ)
- 腹の立つ事は明日言え(はらのたつことはあすいえ)
- 腹の立つように家蔵建たぬ(はらのたつようにいえくらたたぬ)
- 腹は借り物(はらはかりもの)
- 腹は立て損、喧嘩は仕損(はらはたてぞん、けんかはしぞん)
- 腹八分に医者要らず(はらはちぶにいしゃいらず)
- 腹八分目に医者要らず(はらはちぶんめにいしゃいらず)
- 腹も身のうち(はらもみのうち)
- 腸が腐る(はらわたがくさる)
- 腸が見え透く(はらわたがみえすく)
- 腹を痛める(はらをいためる)
- 腹を抱える(はらをかかえる)
- 腹を拵える(はらをこしらえる)
- 腹を肥やす(はらをこやす)
- 腹を探る(はらをさぐる)
- 腹を据える(はらをすえる)
- 腹を立てる(はらをたてる)
- 腹を見抜く(はらをみぬく)
- 腹を読む(はらをよむ)
- 腹を割る(はらをわる)
- 張子の虎(はりこのとら)
- 針で掘って鍬で埋める(はりでほってくわでうめる)
- 針の穴から天を覗く(はりのあなからてんをのぞく)
- 針の筵(はりのむしろ)
- 針は呑まれず(はりはのまれず)
- 針ほどのことを棒ほどに言う(はりほどのことをぼうほどにいう)
- 針を含む(はりをふくむ)
- 春の晩飯後三里(はるのばんめしあとさんり)
- 春の雪とおばの杖は怖くない(はるのゆきとおばのつえはこわくない)
- 春は蛙が目を借りる(はるはかえるがめをかりる)
- 腫れ物に触るよう(はれものにさわるよう)
- 覇を争う(はをあらそう)
- 葉を欠いて根を断つ(はをかいてねをたつ)
- 反旗を翻す(はんきをひるがえす)
- 判子で押したよう(はんこでおしたよう)
- 犯罪の陰に女あり(はんざいのかげにおんなあり)
- 半畳を入れる(はんじょうをいれる)
- 判で押したよう(はんでおしたよう)
- 反哺の孝(はんぽのこう)
- 半面の識(はんめんのしき)
- 範を仰ぐ(はんをあおぐ)
- 範を垂れる(はんをたれる)
- 枚を銜む(ばいをふくむ)
- 馬鹿があればこそ利口が引き立つ(ばかがあればこそりこうがひきたつ)
- 化かす化かすが化かされる(ばかすばかすがばかされる)
- 場数を踏む(ばかずをふむ)
- 馬鹿と暗闇おっかない(ばかとくらやみおっかない)
- 馬鹿と煙は高いところへ上る(ばかとけむりはたかいところへのぼる)
- 馬鹿と子供には勝てぬ(ばかとこどもにはかてぬ)
- 馬鹿と鋏は使いよう(ばかとはさみはつかいよう)
- 馬鹿な子ほど可愛い(ばかなこほどかわいい)
- 馬鹿にする(ばかにする)
- 馬鹿に付ける薬はない(ばかにつけるくすりはない)
- 馬鹿の一念(ばかのいちねん)
- 馬鹿の大足(ばかのおおあし)
- 馬鹿の大食い(ばかのおおぐい)
- 馬鹿の三杯汁(ばかのさんばいじる)
- 馬鹿の一つ覚え(ばかのひとつおぼえ)
- 馬鹿は死ななきゃ治らない(ばかはしななきゃなおらない)
- 馬鹿も休み休み言え(ばかもやすみやすみいえ)
- 馬鹿を見たくば親を見よ(ばかをみたくばおやをみよ)
- 馬鹿を見る(ばかをみる)
- 馬鹿を笑うも貧乏を笑うな(ばかをわらうもびんぼうをわらうな)
- 馬脚を露す(ばきゃくをあらわす)
- 莫逆の友(ばくぎゃくのとも)
- 麦秀の嘆(ばくしゅうのたん)
- 博打と相場は死ぬまで止まぬ(ばくちとそうばはしぬまでやまぬ)
- 博打を打つ(ばくちをうつ)
- 化けの皮が剝がれる(ばけのかわがはがれる)
- 化け物の正体見たり枯れ尾花(ばけもののしょうたいみたりかれおばな)
- 化け物も引っ込む時分(ばけものもひっこむじぶん)
- 馬車馬のよう(ばしゃうまのよう)
- バスに乗り遅れる(ばすにのりおくれる)
- 罰が当たる(ばちがあたる)
- 跋扈(ばっこ)
- ばつが悪い(ばつがわるい)
- ばつを合わせる(ばつをあわせる)
- バトンを渡す(ばとんをわたす)
- 祖母育ちは三百安い(ばばそだちはさんびゃくやすい)
- 薔薇に棘あり(ばらにとげあり)
- 馬力を掛ける(ばりきをかける)
- 馬齢を重ねる(ばれいをかさねる)
- 万斛の涙(ばんこくのなみだ)
- 万死一生を顧みず(ばんしいっしょうをかえりみず)
- 万事休す(ばんじきゅうす)
- 万乗の君(ばんじょうのきみ)
- 万卒は得易く、一将は得難し(ばんそつはえやすく、いっしょうはえがたし)
- 番茶も出花(ばんちゃもでばな)
- 晩の虹は江戸へ行け、朝の虹は隣へ行くな(ばんのにじはえどへいけ、あさのにじはとなりへいくな)
- 蛮勇を振るう(ばんゆうをふるう)
- 万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)
- ぱっとしない(ぱっとしない)
- パンドラの箱(ぱんどらのはこ)