- 問い声よければいらえ声よい(といごえよければいらえごえよい)
- 戸板に豆(といたにまめ)
- 問屋の只今(といやのただいま)
- 偸安(とうあん)
- 頭角を現す(とうかくをあらわす)
- 灯火親しむべし(とうかしたしむべし)
- 東家に食して西家に眠らん(とうかにしょくしてせいかにねむらん)
- 等閑に付す(とうかんにふす)
- 等閑に付する(とうかんにふする)
- 薹が立つ(とうがたつ)
- 峠を越す(とうげをこす)
- 桃源郷(とうげんきょう)
- 東西南北の人(とうざいなんぼくのひと)
- 東西を失う(とうざいをうしなう)
- 東西を弁ぜず(とうざいをべんぜず)
- 唐紙、唐紙、仮名で書け(とうし、からかみ、かなでかけ)
- 灯心で竹の根を掘る(とうしんでたけのねをほる)
- 冬至十日経てば阿呆でも知る(とうじとおかたてばあほうでもしる)
- 冬至冬中冬始め(とうじふゆなかふゆはじめ)
- 闘雀人を恐れず(とうじゃくひとをおそれず)
- 唐人の寝言(とうじんのねごと)
- 灯台下暗し(とうだいもとくらし)
- 尊い寺は門から(とうといてらはもんから)
- 尊い寺は門から見ゆる(とうといてらはもんからみゆる)
- 東道(とうどう)
- 東道の主(とうどうのしゅ)
- 問うに落ちずに語るに落ちる(とうにおちずにかたるにおちる)
- 問うは一旦の恥、問わぬは末代の恥(とうはいったんのはじ、とわぬはまつだいのはじ)
- 塔は下から組め(とうはしたからくめ)
- 掉尾を飾る(とうびをかざる)
- 豆腐で歯を痛める(とうふではをいためる)
- 豆腐に鎹(とうふにかすがい)
- 唐変木(とうへんぼく)
- 灯明で尻を焙る(とうみょうでしりをあぶる)
- 灯滅せんとして光を増す(とうめっせんとしてひかりをます)
- 陶冶(とうや)
- 桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す(とうりものいわざれどもしたおのずからけいをなす)
- 登竜門(とうりゅうもん)
- 蟷螂が斧を以て隆車に向かう(とうろうがおのをもってりゅうしゃにむかう)
- 蟷螂の斧(とうろうのおの)
- 当を得る(とうをえる)
- 遠い親戚より近くの他人(とおいしんせきよりちかくのたにん)
- 十日の菊、六日の菖蒲(とおかのきく、むいかのあやめ)
- 遠き慮りなき者は必ず近き憂いあり(とおきおもんぱかりなきものはかならずちかきうれいあり)
- 遠きに行くは必ず近きよりす(とおきにゆくはかならずちかきよりす)
- 遠きは花の香(とおきははなのか)
- 遠きを知りて近きを知らず(とおきをしりてちかきをしらず)
- 遠くて近いは男女の仲(とおくてちかいはだんじょのなか)
- 遠くて近きは男女の仲(とおくてちかきはだんじょのなか)
- 遠くなれば薄くなる(とおくなればうすくなる)
- 遠くの火事、背中の灸(とおくのかじ、せなかのきゅう)
- 遠くの親類より近くの他人(とおくのしんるいよりちかくのたにん)
- 遠ざかるほど思いが募る(とおざかるほどおもいがつのる)
- 十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人(とおでしんどう、じゅうごでさいし、はたちすぎればただのひと)
- 十のことは十に言え(とおのことはとおにいえ)
- 遠火で手を焙る(とおびでてをあぶる)
- 遠道は近道(とおみちはちかみち)
- 遠目、山越し、笠の内(とおめ、やまごし、かさのうち)
- 通りがいい(とおりがいい)
- とかく浮世は色と酒(とかくうきよはいろとさけ)
- とかく近所に事なかれ(とかくきんじょにことなかれ)
- とかげの尻尾切り(とかげのしっぽきり)
- 蜥蜴の尻尾切り(とかげのしっぽきり)
- 研がずに鍛冶を恨むな(とがずにかじをうらむな)
- 時に遇う(ときにあう)
- 時に遇えば鼠も虎になる(ときにあえばねずみもとらになる)
- 時に臨む(ときにのぞむ)
- 時の氏神(ときのうじがみ)
- 時の花を挿頭にせよ(ときのはなをかざしにせよ)
- 時の用には鼻を削げ(ときのようにははなをそげ)
- 時は得難くして失い易し(ときはえがたくしてうしないやすし)
- 時は金なり(ときはかねなり)
- 時は人を待たず(ときはひとをまたず)
- 時を争う(ときをあらそう)
- 時を失う(ときをうしなう)
- 時を移さず(ときをうつさず)
- 時を得た一針は九針の手間を省く(ときをえたいっしんはきゅうしんのてまをはぶく)
- 時を得る(ときをえる)
- 時を稼ぐ(ときをかせぐ)
- 鬨を作る(ときをつくる)
- 時を待つ(ときをまつ)
- 徳孤ならず必ず隣あり(とくこならずかならずとなりあり)
- 得心が行く(とくしんがいく)
- 徳俵に足がかかる(とくだわらにあしがかかる)
- 徳は孤ならず必ず隣あり(とくはこならずかならずとなりあり)
- 禿筆を呵す(とくひつをかす)
- 得を取るより名を取れ(とくをとるよりなをとれ)
- 徳を以て怨みに報ゆ(とくをもってうらみにむくゆ)
- とぐろを巻く(とぐろをまく)
- 塒を巻く(とぐろをまく)
- 床に就く(とこにつく)
- 床に臥す(とこにふす)
- 床の間の置き物(とこのまのおきもの)
- 所変われば品変わる(ところかわればしなかわる)
- 所嫌わず(ところきらわず)
- 所で吠えぬ犬はない(ところでほえぬいぬはない)
- 所の神様ありがたからず(ところのかみさまありがたからず)
- 所の法には矢は立たぬ(ところのほうにはやはたたぬ)
- 所を得る(ところをえる)
- 床を上げる(とこをあげる)
- 床を取る(とこをとる)
- 床を払う(とこをはらう)
- 鶏冠に来る(とさかにくる)
- 年が改まる(としがあらたまる)
- 年が行く(としがいく)
- 年甲斐もない(としがいもない)
- 年が薬(としがくすり)
- 歳寒くして松柏の凋むに後るるを知る(としさむくしてしょうはくのしぼむにおくるるをしる)
- 年問わんより世を問え(としとわんよりよをとえ)
- 年には勝てない(としにはかてない)
- 年は争えない(としはあらそえない)
- 年端も行かぬ(としはもいかぬ)
- 年は寄れども心は寄らぬ(としはよれどもこころはよらぬ)
- 斗酒なお辞せず(としゅなおじせず)
- 屠所の羊(としょのひつじ)
- 年寄りて達者なものは口ばかり(としよりてたっしゃなものはくちばかり)
- 年寄りと釘頭は引っ込むが良し(としよりとくぎがしらはひっこむがよし)
- 年寄りの言うことと牛の鞦は外れない(としよりのいうこととうしのしりがいははずれない)
- 年寄りの達者、春の雪(としよりのたっしゃ、はるのゆき)
- 年寄りの冷や水(としよりのひやみず)
- 年寄りの昔話(としよりのむかしばなし)
- 年寄りの物忘れ、若者の無分別(としよりのものわすれ、わかもののむふんべつ)
- 年寄りは家の宝(としよりはいえのたから)
- 年寄りは二度目の子供(としよりはにどめのこども)
- 年寄れば愚に帰る(としよればぐにかえる)
- 年を追う(としをおう)
- 年を食う(としをくう)
- 塗炭の苦しみ(とたんのくるしみ)
- 取っ替え引っ替え(とっかえひっかえ)
- 取って付けたよう(とってつけたよう)
- 突拍子もない(とっぴょうしもない)
- トップを切る(とっぷをきる)
- 途轍もない(とてつもない)
- とてもじゃないが(とてもじゃないが)
- 迚もじゃないが(とてもじゃないが)
- 徒党を組む(ととうをくむ)
- とどのつまり(とどのつまり)
- 止めを刺す(とどめをさす)
- 隣の芝生は青い(となりのしばふはあおい)
- 隣の糂汰味噌(となりのじんだみそ)
- 隣の疝気を頭痛に病む(となりのせんきをずつうにやむ)
- 隣の宝を数える(となりのたからをかぞえる)
- 隣の花は赤い(となりのはなはあかい)
- 隣の貧乏鴨の味(となりのびんぼうかものあじ)
- 隣の餅も食ってみよ(となりのもちもくってみよ)
- 隣は火事でも先ず一服(となりはかじでもまずいっぷく)
- 図南の翼(となんのつばさ)
- 兎にも角にも(とにもかくにも)
- 堵に安んず(とにやすんず)
- 鳶が孔雀を生む(とびがくじゃくをうむ)
- 鳶が鷹を生む(とびがたかをうむ)
- 鳶に油揚げを攫われる(とびにあぶらあげをさらわれる)
- 鳶の子は鷹にならず(とびのこはたかにならず)
- 鳶も居ずまいから鷹に見える(とびもいずまいからたかにみえる)
- 飛ぶ鳥、跡を濁さず(とぶとり、あとをにごさず)
- 飛ぶ鳥の献立(とぶとりのこんだて)
- 飛ぶ鳥懐に入る時は狩人も助く(とぶとりふところにいるときはかりゅうどもたすく)
- 飛ぶ鳥を落とす(とぶとりをおとす)
- 飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい)
- 跳ぶ前に見よ(とぶまえにみよ)
- 途方に暮れる(とほうにくれる)
- 途方もない(とほうもない)
- 富は一生の宝、知は万代の宝(とみはいっしょうのたから、ちはばんだいのたから)
- とめてとまらぬ恋の道(とめてとまらぬこいのみち)
- 止め処が無い(とめどがない)
- 止め処無い(とめどない)
- 朋あり遠方より来る(ともありえんぽうよりきたる)
- 友と酒は古いほどいい(ともとさけはふるいほどいい)
- 倶に天を戴かず(ともにてんをいただかず)
- 取らずの大関(とらずのおおぜき)
- 虎に翼(とらにつばさ)
- 虎になる(とらになる)
- 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
- 虎の威を藉る狐(とらのいをかるきつね)
- 虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね)
- 虎の尾を踏む(とらのおをふむ)
- 虎の子(とらのこ)
- 虎の子渡し(とらのこわたし)
- 虎の巻(とらのまき)
- 虎は死して皮を留め、人は死して名を残す(とらはししてかわをとどめ、ひとはししてなをのこす)
- 虎は千里行って千里帰る(とらはせんりいってせんりかえる)
- 虎は千里往って千里還る(とらはせんりいってせんりかえる)
- 虎は千里の藪に栖む(とらはせんりのやぶにすむ)
- 虎を描いて狗に類す(とらをえがいていぬにるいす)
- 虎を描いて猫に類す(とらをえがいてねこにるいす)
- 虎を画きて狗に類す(とらをえがきていぬにるいす)
- 虎を野に放つ(とらをのにはなつ)
- 鳥疲れて枝を選ばず(とりつかれてえだをえらばず)
- 取り付く島がない(とりつくしまがない)
- とりつく島もない(とりつくしまもない)
- 取り付く島もない(とりつくしまもない)
- 取り留めがない(とりとめがない)
- 取り止めがない(とりとめがない)
- 鳥なき里の蝙蝠(とりなきさとのこうもり)
- 鳥の将に死なんとする、その鳴くや哀し(とりのまさにしなんとする、そのなくやかなし)
- 鳥肌が立つ(とりはだがたつ)
- 取りも直さず(とりもなおさず)
- 屠竜の技(とりょうのぎ)
- 取るに足らない(とるにたらない)
- 取るに足りない(とるにたりない)
- 取る物も取り敢えず(とるものもとりあえず)
- 取るより庇え(とるよりかばえ)
- 取ろう取ろうで取られる(とろうとろうでとられる)
- 豚児(とんじ)
- 飛んで火に入る夏の虫(とんでひにいるなつのむし)
- 鳶が孔雀を生む(とんびがくじゃくをうむ)
- 鳶が鷹を生む(とんびがたかをうむ)
- 鳶に油揚げを攫われる(とんびにあぶらあげをさらわれる)
- どういう風の吹き回しか(どういうかぜのふきまわしか)
- 堂が歪んで経が読めぬ(どうがゆがんできょうがよめぬ)
- 同気相求む(どうきあいもとむ)
- 同気相求める(どうきあいもとめる)
- どうした風の吹き回し(どうしたかぜのふきまわし)
- 銅臭(どうしゅう)
- 同舟相救う(どうしゅうあいすくう)
- 同日の談ではない(どうじつのだんではない)
- 同日の談にあらず(どうじつのだんにあらず)
- 同日の論ではない(どうじつのろんではない)
- 同日の論にあらず(どうじつのろんにあらず)
- 堂に入る(どうにいる)
- 堂に升りて室に入らず(どうにのぼりてしつにいらず)
- 同病相憐れむ(どうびょうあいあわれむ)
- 道理に向かう刃なし(どうりにむかうやいばなし)
- 道理百遍、義理一遍(どうりひゃっぺん、ぎりいっぺん)
- 道理を破る法はあれども法を破る道理なし(どうりをやぶるほうはあれどもほうをやぶるどうりなし)
- 同類相求む(どうるいあいもとむ)
- 度が過ぎる(どがすぎる)
- 度胸が据わる(どきょうがすわる)
- 度胸を据える(どきょうをすえる)
- 度肝を抜く(どぎもをぬく)
- 毒食わば皿まで(どくくわばさらまで)
- 読書百遍、義、自ずから見る(どくしょひゃっぺん、ぎ、おのずからあらわる)
- 独壇場(どくだんじょう)
- 毒にも薬にもならない(どくにもくすりにもならない)
- 毒薬変じて薬となる(どくやくへんじてくすりとなる)
- 毒を仰ぐ(どくをあおぐ)
- 毒を食らわば皿まで(どくをくらわばさらまで)
- 毒を以て毒を制す(どくをもってどくをせいす)
- どこで暮らすも一生(どこでくらすもいっしょう)
- 何処の馬の骨(どこのうまのほね)
- どこの烏も黒さは変わらぬ(どこのからすもくろさはかわらぬ)
- どこ吹く風(どこふくかぜ)
- 何処を押せばそんな音が出る(どこをおせばそんなねがでる)
- どさくさに紛れる(どさくさにまぎれる)
- どじを踏む(どじをふむ)
- どすが利く(どすがきく)
- どすを吞む(どすをのむ)
- 土壇場(どたんば)
- 毒気に当てられる(どっきにあてられる)
- 毒気を抜かれる(どっきをぬかれる)
- 毒気に当てられる(どっけにあてられる)
- 毒気を抜かれる(どっけをぬかれる)
- どっちに転んでも(どっちにころんでも)
- どっちへ転んでも(どっちへころんでも)
- どっちもどっち(どっちもどっち)
- どの面下げて(どのつらさげて)
- 怒髪、冠を衝く(どはつ、かんむりをつく)
- 怒髪、冠を衝く(どはつ、かんをつく)
- 怒髪、天を衝く(どはつ、てんをつく)
- 駑馬に鞭打つ(どばにむちうつ)
- 土俵を割る(どひょうをわる)
- 土用布子に寒帷子(どようぬのこにかんかたびら)
- 土用の筍(どようのたけのこ)
- 泥仕合(どろじあい)
- 泥縄(どろなわ)
- 泥のように眠る(どろのようにねむる)
- 泥棒に追い銭(どろぼうにおいせん)
- 泥棒にも三分の道理(どろぼうにもさんぶのどうり)
- 泥棒の逆恨み(どろぼうのさかうらみ)
- 泥棒を捕らえて縄を綯う(どろぼうをとらえてなわをなう)
- 泥棒を見て縄を綯う(どろぼうをみてなわをなう)
- 泥を打てば面へはねる(どろをうてばつらへはねる)
- 泥を被る(どろをかぶる)
- 泥を塗る(どろをぬる)
- 泥を吐く(どろをはく)
- どろんを決める(どろんをきめる)
- 度を失う(どをうしなう)
- 度を過ごす(どをすごす)
- 団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)
- 呑舟の魚(どんしゅうのうお)
- 丼勘定(どんぶりかんじょう)
- 貪欲は必ず身を食う(どんよくはかならずみをくう)