- 槐安の夢(かいあんのゆめ)
- 飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)
- 飼い犬に手を嚙まれる(かいいぬにてをかまれる)
- 貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる)
- 会稽の恥(かいけいのはじ)
- 会稽の恥を雪ぐ(かいけいのはじをすすぐ)
- 解語の花(かいごのはな)
- 快哉を叫ぶ(かいさいをさけぶ)
- カイザルの物はカイザルに(かいざるのものはかいざるに)
- 改竄(かいざん)
- 膾炙(かいしゃ)
- 甲斐性が無い(かいしょうがない)
- 甲斐性なし(かいしょうなし)
- 会心の笑みをもらす(かいしんのえみをもらす)
- 灰燼に帰す(かいじんにきす)
- 海賊が山賊の罪をあげる(かいぞくがさんぞくのつみをあげる)
- 書いた物が物を言う(かいたものがものをいう)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
- 快刀、乱麻を断つ(かいとう、らんまをたつ)
- 海棠の睡り未だ足らず(かいどうのねむりいまだたらず)
- 甲斐なき星が夜を明かす(かいなきほしがよをあかす)
- 櫂は三年、櫓は三月(かいはさんねん、ろはみつき)
- 隗より始めよ(かいよりはじめよ)
- 回瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 廻瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 怪力乱神を語らず(かいりょくらんしんをかたらず)
- 回禄の災い(かいろくのわざわい)
- 買うは貰うに勝る(かうはもらうにまさる)
- 替え着なしの晴れ着なし(かえぎなしのはれぎなし)
- カエサルの物はカエサルに(かえさるのものはかえさるに)
- 返す刀(かえすかたな)
- 返す言葉がない(かえすことばがない)
- 帰らぬ人となる(かえらぬひととなる)
- 帰りなんいざ(かえりなんいざ)
- 顧みて他を言う(かえりみてたをいう)
- 蛙の子は蛙(かえるのこはかえる)
- 蛙の面に水(かえるのつらにみず)
- 蛙は口から呑まるる(かえるはくちからのまるる)
- 蛙は口ゆえ蛇に呑まるる(かえるはくちゆえへびにのまるる)
- 顔色を窺う(かおいろをうかがう)
- 顔色を見る(かおいろをみる)
- 顔色を読む(かおいろをよむ)
- 顔から火が出る(かおからひがでる)
- 顔が合う(かおがあう)
- 顔が合わせられない(かおがあわせられない)
- 顔が売れる(かおがうれる)
- 顔が利く(かおがきく)
- 顔が揃う(かおがそろう)
- 顔が立つ(かおがたつ)
- 顔が潰れる(かおがつぶれる)
- 顔が広い(かおがひろい)
- 顔で笑って心で泣く(かおでわらってこころでなく)
- 顔に書いてある(かおにかいてある)
- 顔に出る(かおにでる)
- 顔に泥を塗る(かおにどろをぬる)
- 顔に紅葉を散らす(かおにもみじをちらす)
- 顔ぶれが揃う(かおぶれがそろう)
- 顔向けができない(かおむけができない)
- 顔向けがならない(かおむけがならない)
- 顔向け出来ない(かおむけできない)
- 顔を合わせる(かおをあわせる)
- 顔を売る(かおをうる)
- 顔を貸す(かおをかす)
- 顔を利かす(かおをきかす)
- 顔を曇らせる(かおをくもらせる)
- 顔を拵える(かおをこしらえる)
- 顔を顰める(かおをしかめる)
- 顔を揃える(かおをそろえる)
- 顔を立てる(かおをたてる)
- 顔を出す(かおをだす)
- 顔を作る(かおをつくる)
- 顔を繋ぐ(かおをつなぐ)
- 顔を潰す(かおをつぶす)
- 顔を直す(かおをなおす)
- 顔をほころばせる(かおをほころばせる)
- 顔を見せる(かおをみせる)
- 顔を汚す(かおをよごす)
- 嬶天下にからっ風(かかあでんかにからっかぜ)
- 河海は細流を択ばず(かかいはさいりゅうをえらばず)
- 蝸角の争い(かかくのあらそい)
- 踵で頭痛を病む(かかとでずつうをやむ)
- 懸かるも引くも折による(かかるもひくもおりによる)
- 屈み女に反り男(かがみおんなにそりおとこ)
- 鏡は女の魂(かがみはおんなのたましい)
- 書き入れ時(かきいれどき)
- 垣堅くして犬入らず(かきかたくしていぬいらず)
- 欠き餅と焼き餅は焼くほどよい(かきもちとやきもちはやくほどよい)
- 垣を作る(かきをつくる)
- 蝸牛、角上の争い(かぎゅう、かくじょうのあらそい)
- 限りを尽くす(かぎりをつくす)
- 鍵を握る(かぎをにぎる)
- 覚悟の上(かくごのうえ)
- 覚悟の前(かくごのまえ)
- 鶴首(かくしゅ)
- 核心に触れる(かくしんにふれる)
- 核心を突く(かくしんをつく)
- 核心を衝く(かくしんをつく)
- 隠すより現る(かくすよりあらわる)
- 隔世の感(かくせいのかん)
- 欠くべからざる(かくべからざる)
- 獲麟(かくりん)
- 隠れたる信あれば顕われての利生(かくれたるしんあればあらわれてのりしよう)
- 隠れたるより現るるはなし(かくれたるよりあらわるるはなし)
- 隠れての信は顕われての徳(かくれてのしんはあらわれてのとく)
- 隠れての信は現れての徳(かくれてのしんはあらわれてのとく)
- 隠れ蓑にする(かくれみのにする)
- 隠れもない(かくれもない)
- 駆け馬に鞭(かけうまにむち)
- 掛け替えのない(かけがえのない)
- 駆けつけ三杯(かけつけさんばい)
- 掛け値なし(かけねなし)
- 影が薄い(かげがうすい)
- 影が差す(かげがさす)
- 陰口を利く(かげぐちをきく)
- 陰口を叩く(かげぐちをたたく)
- 陰で糸を引く(かげでいとをひく)
- 陰で舌を出す(かげでしたをだす)
- 陰では王様の事も言う(かげではおうさまのこともいう)
- 陰では殿の事も言う(かげではとののこともいう)
- 陰に居て枝を折る(かげにいてえだをおる)
- 陰に託して影を求む(かげにたくしてかげをもとむ)
- 陰になり日向になり(かげになりひなたになり)
- 陰に回る(かげにまわる)
- 影の形に随うが如し(かげのかたちにしたがうがごとし)
- 陰の形に添うが如し(かげのかたちにそうがごとし)
- 影の形に添うように(かげのかたちにそうように)
- 陰日向がある(かげひなたがある)
- 陰日向になる(かげひなたになる)
- 陰日向のある(かげひなたのある)
- 陰へ回る(かげへまわる)
- 陰弁慶(かげべんけい)
- 影も形もない(かげもかたちもない)
- 影も形も見えない(かげもかたちもみえない)
- 陽炎、稲妻、水の月(かげろう、いなずま、みずのつき)
- 影を畏れ迹を悪む(かげをおそれあとをにくむ)
- 影を落とす(かげをおとす)
- 影を投じる(かげをとうじる)
- 影を投げかける(かげをなげかける)
- 影を潜める(かげをひそめる)
- 華甲(かこう)
- 嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らず(かこうありといえどもくらわざればそのうまきをしらず)
- 嘉肴ありと雖も食らわずんばその旨きを知らず(かこうありといえどもくらわずんばそのうまきをしらず)
- 駕籠舁き駕籠に乗らず(かごかきかごにのらず)
- 籠で水を汲む(かごでみずをくむ)
- 駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人(かごにのるひとかつぐひと、そのまたわらじをつくるひと)
- 籠の鳥、雲を慕う(かごのとり、くもをしたう)
- 傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ(かさとちょうちんはもどらぬつもりでかせ)
- 嵩に懸かる(かさにかかる)
- 笠に着る(かさにきる)
- 笠の台が飛ぶ(かさのだいがとぶ)
- 風穴を開ける(かざあなをあける)
- 風上に置けない(かざかみにおけない)
- 風上にも置けない(かざかみにもおけない)
- 風向きが悪い(かざむきがわるい)
- 貸し借りは他人(かしかりはたにん)
- 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる(かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる)
- 和氏の璧(かしのたま)
- 和氏の璧(かしのへき)
- 鹿島立ち(かしまだち)
- 華燭の典(かしょくのてん)
- 華胥の国に遊ぶ(かしょのくににあそぶ)
- 家書万金に抵る(かしょばんきんにあたる)
- 頭が動かねば尾が動かぬ(かしらがうごかねばおがうごかぬ)
- 頭に霜を戴く(かしらにしもをいただく)
- 頭に霜を置く(かしらにしもをおく)
- 頭を下ろす(かしらをおろす)
- 河岸を変える(かしをかえる)
- 火事あとの釘拾い(かじあとのくぎひろい)
- 火事あとの火の用心(かじあとのひのようじん)
- 火事と喧嘩は江戸の花(かじとけんかはえどのはな)
- 火事と喧嘩は江戸の華(かじとけんかはえどのはな)
- 火事と葬式に行けば勘当もゆりる(かじとそうしきにいけばかんどうもゆりる)
- 舵取りをする(かじとりをする)
- 火事場の馬鹿力(かじばのばかぢから)
- 舵を取る(かじをとる)
- 歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
- 鎹思案(かすがいじあん)
- 霞に千鳥(かすみにちどり)
- 霞を食う(かすみをくう)
- 掠りを取る(かすりをとる)
- 粕を食う(かすをくう)
- 糟を食う(かすをくう)
- 数でこなす(かずでこなす)
- 数を言うまい羽織りの紐(かずをいうまいはおりのひも)
- 数を頼む(かずをたのむ)
- 数を尽くす(かずをつくす)
- 苛政は虎よりも猛し(かせいはとらよりもたけし)
- 河清を俟つ(かせいをまつ)
- 稼ぐに追い付く貧乏無し(かせぐにおいつくびんぼうなし)
- 稼ぐに追い抜く貧乏神(かせぐにおいぬくびんぼうがみ)
- 風当たりが強い(かぜあたりがつよい)
- 風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる)
- 風が吹けば桶屋が喜ぶ(かぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 風に櫛り雨に沐う(かぜにくしけずりあめにかみあらう)
- 風に順いて呼ぶ(かぜにしたがいてよぶ)
- 風に柳(かぜにやなぎ)
- 風の便り(かぜのたより)
- 風の吹き回し(かぜのふきまわし)
- 風の前の塵(かぜのまえのちり)
- 風邪は百病のもと(かぜはひゃくびょうのもと)
- 風は吹けども山は動せず(かぜはふけどもやまはどうせず)
- 風邪は万病のもと(かぜはまんびょうのもと)
- 風を切る(かぜをきる)
- 風を食らう(かぜをくらう)
- 風邪を引く(かぜをひく)
- 数える程(かぞえるほど)
- 片足を突っ込む(かたあしをつっこむ)
- 堅い木は折れる(かたいきはおれる)
- 片意地を張る(かたいじをはる)
- 肩入れする(かたいれする)
- 片腕を失う(かたうでをうしなう)
- 片腕をもがれたよう(かたうでをもがれたよう)
- 肩が軽くなる(かたがかるくなる)
- 肩が凝る(かたがこる)
- 方が付く(かたがつく)
- 片が付く(かたがつく)
- 肩が張る(かたがはる)
- 敵の家でも口を濡らせ(かたきのいえでもくちをぬらせ)
- 敵の前より借金の前(かたきのまえよりしゃっきんのまえ)
- 難きを先にし、獲るを後にす(かたきをさきにし、うるをのちにす)
- 火宅(かたく)
- 片口聞いて公事を分くるな(かたくちきいてくじをわくるな)
- 硬くなる(かたくなる)
- 堅くなる(かたくなる)
- 固くなる(かたくなる)
- 肩透かしを食う(かたすかしをくう)
- 肩透かしを食わせる(かたすかしをくわせる)
- 固唾を呑む(かたずをのむ)
- 肩叩き(かたたたき)
- 肩叩きをする(かたたたきをする)
- 形が付く(かたちがつく)
- 容を繕う(かたちをつくろう)
- 片手で錐は揉まれぬ(かたてできりはもまれぬ)
- 肩で風を切る(かたでかぜをきる)
- 刀折れ矢尽きる(かたなおれやつきる)
- 肩に掛かる(かたにかかる)
- 型に嵌まる(かたにはまる)
- 型に嵌める(かたにはめる)
- 形の如く(かたのごとく)
- 型の如く(かたのごとく)
- 肩の荷が下りる(かたのにがおりる)
- 肩の荷を下ろす(かたのにをおろす)
- 片肌脱ぐ(かたはだぬぐ)
- 片腹痛い(かたはらいたい)
- 肩肘張る(かたひじはる)
- 片棒を担ぐ(かたぼうをかつぐ)
- 肩身が狭い(かたみがせまい)
- 肩身が広い(かたみがひろい)
- 筐の水(かたみのみず)
- 片目が開く(かためがあく)
- 片目が明く(かためがあく)
- 固めの杯(かためのさかずき)
- 片山曇れば片山日照る(かたやまくもればかたやまひてる)
- 語るに落ちる(かたるにおちる)
- 語るに足る(かたるにたる)
- 傍ら痛い(かたわらいたい)
- 傍らに人無きが如し(かたわらにひとなきがごとし)
- 肩を怒らす(かたをいからす)
- 肩を怒らせる(かたをいからせる)
- 肩を入れる(かたをいれる)
- 肩を落とす(かたをおとす)
- 肩を貸す(かたをかす)
- 肩を竦める(かたをすくめる)
- 肩を窄める(かたをすぼめる)
- 肩を聳やかす(かたをそびやかす)
- 肩を叩く(かたをたたく)
- 片を付ける(かたをつける)
- 方を付ける(かたをつける)
- 肩を並べる(かたをならべる)
- 肩を持つ(かたをもつ)
- 勝ち鬨を挙げる(かちどきをあげる)
- 勝ち名乗りを上げる(かちなのりをあげる)
- 勝ちに乗じる(かちにじょうじる)
- 勝ちに乗ずる(かちにじょうずる)
- 勝ちに乗る(かちにのる)
- 勝ち星を拾う(かちぼしをひろう)
- 火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)
- 勝ちを拾う(かちをひろう)
- かちんと来る(かちんとくる)
- 格好が付く(かっこうがつく)
- 恰好が付く(かっこうがつく)
- 渇しても盗泉の水を飲まず(かっしてもとうせんのみずをのまず)
- 癩の瘡うらみ(かったいのかさうらみ)
- 勝った自慢は負けての後悔(かったじまんはまけてのこうかい)
- 勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)
- 勝手が違う(かってがちがう)
- 買って出る(かってでる)
- 勝手な熱を吐く(かってなねつをはく)
- 勝手を知る(かってをしる)
- かっとなる(かっとなる)
- 河童に水練(かっぱにすいれん)
- 河童の川流れ(かっぱのかわながれ)
- 河童の寒稽古(かっぱのかんげいこ)
- 河童の屁(かっぱのへ)
- 餓えて死ぬは一人、飲んで死ぬは千人(かつえてしぬはひとり、のんでしぬはせんにん)
- 渇に臨みて井を穿つ(かつにのぞみていをうがつ)
- 渇に臨みて井を穿つ(かつにのぞみてせいをうがつ)
- 勝つに乗る(かつにのる)
- 勝つも負けるも時の運(かつもまけるもときのうん)
- 桂を折る(かつらをおる)
- 活路を開く(かつろをひらく)
- 活路を見出す(かつろをみいだす)
- 活路を見いだす(かつろをみいだす)
- 渇を医する(かつをいする)
- 渇を癒やす(かつをいやす)
- 活を入れる(かつをいれる)
- 褐を被て玉を懐く(かつをきてたまをいだく)
- 勝てば官軍、負ければ賊軍(かてばかんぐん、まければぞくぐん)
- 瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)
- 瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず)
- 角が立つ(かどがたつ)
- 角が取れる(かどがとれる)
- 角番に立つ(かどばんにたつ)
- 門松は冥土の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか)
- 角を立てる(かどをたてる)
- 鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
- 鼎の沸くが如し(かなえのわくがごとし)
- 金釘流(かなくぎりゅう)
- 金鎖も引けば切れる(かなぐさりもひけばきれる)
- 金轡を嵌める(かなぐつわをはめる)
- 悲しい時は身一つ(かなしいときはみひとつ)
- 金縛りにあう(かなしばりにあう)
- 金縛りにあったよう(かなしばりにあったよう)
- 金槌の川流れ(かなづちのかわながれ)
- 金棒引き(かなぼうひき)
- 金棒を引く(かなぼうをひく)
- 叶わぬ時には親を出せ(かなわぬときにはおやをだせ)
- 叶わぬ時の神頼み(かなわぬときのかみだのみ)
- 蟹の念仏(かにのねんぶつ)
- 蟹の横這い(かにのよこばい)
- 蟹は甲羅に似せて穴を掘る(かにはこうらににせてあなをほる)
- 蟹を縦に歩かせることはできない(かにをたてにあるかせることはできない)
- 金請けするとも人請けするな(かねうけするともひとうけするな)
- 金があれば馬鹿も旦那(かねがあればばかもだんな)
- 金が言わせる旦那(かねがいわせるだんな)
- 金が唸る(かねがうなる)
- 金が敵(かねがかたき)
- 金が金を儲ける(かねがかねをもうける)
- 金が物言う(かねがものいう)
- 金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる(かねさえあればとぶとりもおちる)
- 鉦太鼓で捜す(かねたいこでさがす)
- 金で面を張る(かねでつらをはる)
- 金と塵は積もるほど汚い(かねとちりはつもるほどきたない)
- 金なき者は金を使う(かねなきものはかねをつかう)
- 金に飽かす(かねにあかす)
- 金に糸目を付けぬ(かねにいとめをつけぬ)
- 金の貸し借りは不和の基(かねのかしかりはふわのもと)
- 金の貸し借り不和の基(かねのかしかりふわのもと)
- 金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)
- 金の轡を食ます(かねのくつわをはます)
- 金のなる木(かねのなるき)
- 金の光は阿弥陀ほど(かねのひかりはあみだほど)
- 金の光は七光(かねのひかりはななひかり)
- 金の草鞋で捜す(かねのわらじでさがす)
- 金の草鞋で尋ねる(かねのわらじでたずねる)
- 金は命の親、命の敵(かねはいのちのおや、いのちのかたき)
- 金は浮き物(かねはうきもの)
- 金は片行き(かねはかたいき)
- 金は三欠くに溜まる(かねはさんかくにたまる)
- 金は世界の回り物(かねはせかいのまわりもの)
- 金は天下の回り持ち(かねはてんかのまわりもち)
- 金は天下の回り物(かねはてんかのまわりもの)
- 金は良き召し使いなれど悪しき主なり(かねはよきめしつかいなれどあしきしゅなり)
- 金は湧き物(かねはわきもの)
- 金離れがいい(かねばなれがいい)
- 金回りがいい(かねまわりがいい)
- 金持ち、金使わず(かねもち、かねつかわず)
- 金持ち喧嘩せず(かねもちけんかせず)
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い(かねもちとはいふきはたまるほどきたない)
- 鉦や太鼓で探す(かねやたいこでさがす)
- 鉦や太鼓で捜す(かねやたいこでさがす)
- 金を貸したのが円の切れ目(かねをかしたのがえんのきれめ)
- 金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)
- 金を食う(かねをくう)
- 金を寝かす(かねをねかす)
- 金を回す(かねをまわす)
- 蚊の食う程にも思わぬ(かのくうほどにもおもわぬ)
- 蚊の鳴くような声(かのなくようなこえ)
- 蚊の涙(かのなみだ)
- 黴が生える(かびがはえる)
- 禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
- 株が上がる(かぶがあがる)
- 兜を脱ぐ(かぶとをぬぐ)
- 冑を脱ぐ(かぶとをぬぐ)
- 蕪は鶉となり、山芋は鰻となる(かぶらはうずらとなり、やまいもはうなぎとなる)
- 頭を振る(かぶりをふる)
- 株を上げる(かぶをあげる)
- 株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)
- 壁訴訟(かべそしょう)
- 壁に突き当たる(かべにつきあたる)
- 壁にぶち当たる(かべにぶちあたる)
- 壁に耳(かべにみみ)
- 壁に耳あり(かべにみみあり)
- 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり)
- 壁に耳障子に目(かべにみみしょうじにめ)
- 壁の穴は壁で塞げ(かべのあなはかべでふさげ)
- 壁を作る(かべをつくる)
- 果報は寝て待て(かほうはねてまて)
- 南瓜に目鼻(かぼちゃにめはな)
- カボチャに目鼻(かぼちゃにめはな)
- 鎌首をもたげる(かまくびをもたげる)
- 鎌首を擡げる(かまくびをもたげる)
- 竈の下の灰まで(かまどのしたのはいまで)
- 鎌をかける(かまをかける)
- 鎌を掛ける(かまをかける)
- 噛み合う犬は呼び難し(かみあういぬはよびがたし)
- 神掛けて(かみかけて)
- 紙子着て川へ入る(かみこきてかわへはいる)
- 紙子着て川へはまる(かみこきてかわへはまる)
- 神様にも祝詞(かみさまにものりと)
- 神様はお見通し(かみさまはおみとおし)
- 裃を着た盗人(かみしもをきたぬすびと)
- 裃を着る(かみしもをきる)
- 裃をつける(かみしもをつける)
- 裃を脱ぐ(かみしもをぬぐ)
- 剃刀の刃渡り(かみそりのはわたり)
- 剃刀の刃を渡る(かみそりのはをわたる)
- 神ならぬ身(かみならぬみ)
- 雷が落ちる(かみなりがおちる)
- 髪の毛を逆立てる(かみのけをさかだてる)
- 神は正直の頭に宿る(かみはしょうじきのこうべにやどる)
- 神は非礼を受けず(かみはひれいをうけず)
- 神は非礼を享けず(かみはひれいをうけず)
- 神は自ら助くる者を助く(かみはみずからたすくるものをたすく)
- 神は見通し(かみはみとおし)
- 紙一重(かみひとえ)
- 紙一重の差(かみひとえのさ)
- 神も仏もない(かみもほとけもない)
- 髪結い髪結わず(かみゆいかみゆわず)
- 髪結いの亭主(かみゆいのていしゅ)
- 髪結いの乱れ髪(かみゆいのみだれがみ)
- 髪を下ろす(かみをおろす)
- 噛む馬はしまいまで噛む(かむうまはしまいまでかむ)
- 亀の甲より年の劫(かめのこうよりとしのこう)
- 亀の甲より年の功(かめのこうよりとしのこう)
- 亀の年を鶴が羨む(かめのとしをつるがうらやむ)
- 仮面を被る(かめんをかぶる)
- 鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
- 可もなく不可もなし(かもなくふかもなし)
- 鴨の水搔き(かものみずかき)
- 下問を恥じず(かもんをはじず)
- 蚊帳の外(かやのそと)
- 痒い所に手が届く(かゆいところにてがとどく)
- 空馬に怪我なし(からうまにけがなし)
- 芥子は気短に搔かせろ(からしはきみじかにかかせろ)
- 烏に反哺の孝あり(からすにはんぽのこうあり)
- 烏の頭の白くなるまで(からすのあたまのしろくなるまで)
- 烏の行水(からすのぎょうずい)
- 烏の雌雄(からすのしゆう)
- 烏の鳴かない日はあっても(からすのなかないひはあっても)
- 烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ)
- 烏を鵜に使う(からすをうにつかう)
- 烏を鷺(からすをさぎ)
- 空世辞は馬鹿を嬉しがらせる(からせじはばかをうれしがらせる)
- 体が空く(からだがあく)
- 体が明く(からだがあく)
- 体が続く(からだがつづく)
- 体で覚える(からだでおぼえる)
- 体に障る(からだにさわる)
- 体を壊す(からだをこわす)
- 体を張る(からだをはる)
- 殻に籠る(からにこもる)
- 殻に閉じ籠もる(からにとじこもる)
- 空振りに終わる(からぶりにおわる)
- 借り着より洗い着(かりぎよりあらいぎ)
- 借りて借り得、貸して貸し損(かりてかりどく、かしてかしぞん)
- 借りてきた猫(かりてきたねこ)
- 雁の使い(かりのつかい)
- 狩人、罠にかかる(かりゅうど、わなにかかる)
- 借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔(かりるときのじぞうがお、かえすときのえんまがお)
- 借りる時の地蔵顔、済す時の閻魔顔(かりるときのじぞうがお、なすときのえんまがお)
- 借りる八合、済す一升(かりるはちごう、なすいっしょう)
- 借りを返す(かりをかえす)
- 軽い返事に重い尻(かるいへんじにおもいしり)
- 軽口を叩く(かるくちをたたく)
- 枯れ木に花(かれきにはな)
- 枯れ木も山の賑わい(かれきもやまのにぎわい)
- 彼も一時、此れも一時(かれもいちじ、これもいちじ)
- 彼も人なり、我も人なり(かれもひとなり、われもひとなり)
- 彼も人なり、予も人なり(かれもひとなり、われもひとなり)
- 彼を知り己を知れば百戦殆うからず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)
- かわいい子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)
- 可愛さ余って憎さが百倍(かわいさあまってにくさがひゃくばい)
- 可愛さ余って憎さ百倍(かわいさあまってにくさひゃくばい)
- 皮切りの一灸(かわきりのひとひ)
- 渇きを覚える(かわきをおぼえる)
- 川口で船を破る(かわぐちでふねをわる)
- 川越して宿とれ(かわこしてやどとれ)
- 川立ちは川で果てる(かわだちはかわではてる)
- 川中には立てど人中には立たれず(かわなかにはたてどひとなかにはたたれず)
- 川に水運ぶ(かわにみずはこぶ)
- 川の字に寝る(かわのじにねる)
- 皮引けば身が痛い(かわひけばみがいたい)
- 皮引けば身が付く(かわひけばみがつく)
- 川向こうの火事(かわむこうのかじ)
- 変われば変わる(かわればかわる)
- 皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る(かわをきらせてにくをきり、にくをきらせてほねをきる)
- 華を去り実に就く(かをさりじつにつく)
- 間、髪を容れず(かん、はつをいれず)
- 間一髪(かんいっぱつ)
- 棺桶に片足を突っ込む(かんおけにかたあしをつっこむ)
- 干戈を交える(かんかをまじえる)
- 冠蓋相望む(かんがいあいのぞむ)
- 考えは雪隠(かんがえはせっちん)
- 考える葦(かんがえるあし)
- 勧学院の雀は蒙求を囀る(かんがくいんのすずめはもうぎゅうをさえずる)
- 汗顔の至り(かんがんのいたり)
- 勘気に触れる(かんきにふれる)
- 感極まる(かんきわまる)
- 勘気を被る(かんきをこうむる)
- 間隙を生じる(かんげきをしょうじる)
- 間隙を縫う(かんげきをぬう)
- 閑古鳥が鳴く(かんこどりがなく)
- 癇癪持ちの事破り(かんしゃくもちのことやぶり)
- 韓信の股くぐり(かんしんのまたくぐり)
- 歓心を買う(かんしんをかう)
- 勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)
- 勘定高い(かんじょうだかい)
- 勘定に入れる(かんじょうにいれる)
- 坎井の蛙(かんせいのあ)
- 間然する所がない(かんぜんするところがない)
- 間然するところなし(かんぜんするところなし)
- 肝胆相照らす(かんたんあいてらす)
- 邯鄲の歩み(かんたんのあゆみ)
- 邯鄲の枕(かんたんのまくら)
- 邯鄲の夢(かんたんのゆめ)
- 肝胆を砕く(かんたんをくだく)
- 肝胆を披く(かんたんをひらく)
- 奸知に長ける(かんちにたける)
- 奸智にたける(かんちにたける)
- 缶詰になる(かんづめになる)
- 干天の慈雨(かんてんのじう)
- 嚙んで吐き出すよう(かんではきだすよう)
- 嚙んで含める(かんでふくめる)
- 官途に就く(かんとにつく)
- 勘所を押さえる(かんどころをおさえる)
- 艱難、汝を玉にす(かんなん、なんじをたまにす)
- 寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
- 癇に障る(かんにさわる)
- 簡にして要を得る(かんにしてようをえる)
- 感に堪えない(かんにたえない)
- 癇に触れる(かんにふれる)
- 堪忍五両、思案十両(かんにんごりょう、しあんじゅうりょう)
- 堪忍五両、負けて三両(かんにんごりょう、まけてさんりょう)
- 堪忍の忍の字が百貫する(かんにんのにんのじがひゃっかんする)
- 堪忍は一生の宝(かんにんはいっしょうのたから)
- 堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)
- 肝脳、地に塗る(かんのう、ちにまみる)
- 疳の虫が起こる(かんのむしがおこる)
- 汗馬の労(かんばのろう)
- 看板倒れ(かんばんだおれ)
- 看板に偽りあり(かんばんにいつわりあり)
- 看板に偽りなし(かんばんにいつわりなし)
- 看板に傷が付く(かんばんにきずがつく)
- 看板にする(かんばんにする)
- 看板を下ろす(かんばんをおろす)
- 看板を掲げる(かんばんをかかげる)
- 完膚無きまで(かんぷなきまで)
- 完膚無き迄に(かんぷなきまでに)
- 完璧(かんぺき)
- 管鮑の交わり(かんぽうのまじわり)
- 冠を挂く(かんむりをかく)
- 冠を曲げる(かんむりをまげる)
- 歓楽極まりて哀情多し(かんらくきわまりてあいじょうおおし)
- 還暦(かんれき)
- 棺を蓋いて事定まる(かんをおおいてことさだまる)
- 歓を極める(かんをきわめる)
- 款を通じる(かんをつうじる)
- 款を通ずる(かんをつうずる)
- 歓を尽くす(かんをつくす)
- 管を以て天を窺う(かんをもっててんをうかがう)
- 凱歌を揚げる(がいかをあげる)
- 凱歌を上げる(がいかをあげる)
- 凱歌を挙げる(がいかをあげる)
- 凱歌を奏する(がいかをそうする)
- 骸骨を乞う(がいこつをこう)
- 蓋世の気(がいせいのき)
- 咳唾、珠を成す(がいだ、たまをなす)
- 我が強い(ががつよい)
- 餓鬼に苧殻(がきにおがら)
- 餓鬼の断食(がきのだんじき)
- 餓鬼の花争い(がきのはなあらそい)
- 餓鬼の目に水見えず(がきのめにみずみえず)
- 餓鬼も人数(がきもにんずう)
- 学者の取った天下なし(がくしゃのとったてんかなし)
- 学者むしゃくしゃ(がくしゃむしゃくしゃ)
- 学問に王道なし(がくもんにおうどうなし)
- 楽屋裏を覗く(がくやうらをのぞく)
- 楽屋から火を出す(がくやからひをだす)
- 楽屋で声を嗄らす(がくやでこえをからす)
- 学を好むは、知に近し(がくをこのむは、ちにちかし)
- がさ入れする(がさいれする)
- がさを入れる(がさをいれる)
- がさをかける(がさをかける)
- 牙城(がじょう)
- がたが来る(がたがくる)
- がったり三両(がったりさんりょう)
- 合点が行く(がってんがいく)
- 合点承知之助(がってんしょうちのすけ)
- 合点が行く(がてんがいく)
- 画餅に帰す(がべいにきす)
- 柄にもない(がらにもない)
- 画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)
- 我を折る(がをおる)
- 我を立てる(がをたてる)
- 我を通す(がをとおす)
- 我を張る(がをはる)
- 駕を枉げる(がをまげる)
- 雁がたてば鳩もたつ(がんがたてばはともたつ)
- 雁が飛べば石亀も地団駄(がんがとべばいしがめもじだんだ)
- 雁首を揃える(がんくびをそろえる)
- 雁首を並べる(がんくびをならべる)
- 眼光、紙背に徹す(がんこう、しはいにてっす)
- 眼光紙背に徹る(がんこうしはいにとおる)
- 雁書(がんしょ)
- 顔色なし(がんしょくなし)
- 眼中に入れない(がんちゅうにいれない)
- 眼中に無い(がんちゅうにない)
- 眼中人なし(がんちゅうひとなし)
- 願を懸ける(がんをかける)
- 願を掛ける(がんをかける)
- 眼を付ける(がんをつける)
- 眼を飛ばす(がんをとばす)