- 帷幄の臣(いあくのしん)
- 威あって猛からず(いあってたけからず)
- 威ありて猛からず(いありてたけからず)
- いい後は悪い(いいあとはわるい)
- 言い得て妙(いいえてみょう)
- いい顔をしない(いいかおをしない)
- いい鴨(いいかも)
- 言い掛かりを付ける(いいがかりをつける)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- いい気なものだ(いいきなものだ)
- いい気になる(いいきになる)
- 異域の鬼となる(いいきのおにとなる)
- いい気味(いいきみ)
- いい薬になる(いいくすりになる)
- いい子になる(いいこになる)
- 好い線を行く(いいせんをいく)
- 言いたいことは明日言え(いいたいことはあすいえ)
- 意到りて筆随う(いいたりてふでしたがう)
- 言い出しこき出し笑い出し(いいだしこきだしわらいだし)
- いい面の皮(いいつらのかわ)
- いい年をして(いいとしをして)
- いい仲になる(いいなかになる)
- いい迷惑だ(いいめいわくだ)
- いい目が出る(いいめがでる)
- いい目を見る(いいめをみる)
- いいようにする(いいようにする)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 言うことなし(いうことなし)
- 言うた損より言わぬ損が少ない(いうたそんよりいわぬそんがすくない)
- 言うだけ野暮(いうだけやぼ)
- 言うと行うとは別問題である(いうとおこなうとはべつもんだいである)
- 言うなれば(いうなれば)
- 言うに言われぬ(いうにいわれぬ)
- 言うに及ばず(いうにおよばず)
- 言うに事欠いて(いうにことかいて)
- 言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)
- 言うも愚か(いうもおろか)
- 家柄より芋茎(いえがらよりいもがら)
- 家に杖つく(いえにつえつく)
- 家に杖つく頃(いえにつえつくころ)
- 家に女房なきは火のない炉のごとし(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)
- 家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
- 家貧しくして孝子顕る(いえまずしくしてこうしあらわる)
- 家貧しくして良妻を思う(いえまずしくしてりょうさいをおもう)
- 家を傾ける(いえをかたむける)
- 家を外にする(いえをそとにする)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 烏賊の甲より年の劫(いかのこうよりとしのこう)
- 烏賊の甲より年の功(いかのこうよりとしのこう)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
- 怒りは敵と思え(いかりはてきとおもえ)
- 怒りを遷さず(いかりをうつさず)
- 怒りを買う(いかりをかう)
- 怒れる拳、笑顔に当たらず(いかれるこぶし、えがおにあたらず)
- 如何せん(いかんせん)
- 遺憾なく(いかんなく)
- 毬栗も内から割れる(いがぐりもうちからわれる)
- 鋳型に入れたよう(いがたにいれたよう)
- 鋳型に嵌めたよう(いがたにはめたよう)
- 鋳型に嵌める(いがたにはめる)
- 行き当たりばったり(いきあたりばったり)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 息が合う(いきがあう)
- 意気が揚がる(いきがあがる)
- 息が掛かる(いきがかかる)
- 息が通う(いきがかよう)
- 息が切れる(いきがきれる)
- 行き掛けの駄賃(いきがけのだちん)
- 息が続く(いきがつづく)
- 息が詰まる(いきがつまる)
- 息が長い(いきがながい)
- 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
- 生き胆を抜く(いきぎもをぬく)
- 息切れがする(いきぎれがする)
- 息急き切る(いきせききる)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 生きた空もない(いきたそらもない)
- 生き血をしぼる(いきちをしぼる)
- 生き血を吸う(いきちをすう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 意気天を衝く(いきてんをつく)
- 意気投合する(いきとうごうする)
- 生きとし生けるもの(いきとしいけるもの)
- 意気に感じる(いきにかんじる)
- 意気に燃える(いきにもえる)
- 息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
- 息の根を止める(いきのねをとめる)
- 生き恥を曝す(いきはじをさらす)
- 生き恥を晒す(いきはじをさらす)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 委曲を尽くす(いきょくをつくす)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 息を凝らす(いきをこらす)
- 息を殺す(いきをころす)
- 息を吐く(いきをつく)
- 息を継ぐ(いきをつぐ)
- 息を詰める(いきをつめる)
- 息を抜く(いきをぬく)
- 息を呑む(いきをのむ)
- 息を吞む(いきをのむ)
- 息を弾ませる(いきをはずませる)
- 息を引き取る(いきをひきとる)
- 息を潜める(いきをひそめる)
- 息を吹き返す(いきをふきかえす)
- 衣錦の栄(いきんのえい)
- イギリス人の家はその人の城(いぎりすじんのいえはそのひとのしろ)
- 威儀を正す(いぎをただす)
- 行く行くの長居り(いくいくのながおり)
- 戦を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
- 軍を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
- 意気地がない(いくじがない)
- 生簀の鯉(いけすのこい)
- 生け簀の鯉(いけすのこい)
- 生ける屍(いけるしかばね)
- 意見と餅はつくほど練れる(いけんともちはつくほどねれる)
- 韋弦の佩(いげんのはい)
- 委細構わず(いさいかまわず)
- 異彩を放つ(いさいをはなつ)
- 諍い果てての乳切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 諍い果てての千切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 潔しとしない(いさぎよしとしない)
- 潔しとせず(いさぎよしとせず)
- いざ鎌倉(いざかまくら)
- いざ知らず(いざしらず)
- いざという時(いざというとき)
- 石臼を箸に刺す(いしうすをはしにさす)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
- 礎を築く(いしずえをきずく)
- 石に齧りついても(いしにかじりついても)
- 石に嚙り付いても(いしにかじりついても)
- 石に裃(いしにかみしも)
- 石に灸(いしにきゅう)
- 石に漱ぎ、流れに枕す(いしにくちすすぎ、ながれにまくらす)
- 石に立つ矢(いしにたつや)
- 石に花咲く(いしにはなさく)
- 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず)
- 石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)
- 意志のある所には道がある(いしのあるところにはみちがある)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 医者寒からず儒者寒し(いしゃさむからずじゅしゃさむし)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
- 医者の薬も匙加減(いしゃのくすりもさじかげん)
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
- 医者の只今(いしゃのただいま)
- 医者の不養生(いしゃのふようじょう)
- 医者よ自らを癒せ(いしゃよみずからをいやせ)
- 衣食足りて栄辱を知る(いしょくたりてえいじょくをしる)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- 衣食足れば則ち栄辱を知る(いしょくたればすなわちえいじょくをしる)
- 石を抱きて淵に入る(いしをいだきてふちにいる)
- 意地が汚い(いじがきたない)
- 意地でも(いじでも)
- 意地になる(いじになる)
- 意地張るより頬張れ(いじはるよりほおばれ)
- 意地を通す(いじをとおす)
- 意地を張る(いじをはる)
- 交喙の嘴(いすかのはし)
- 鶍の嘴(いすかのはし)
- 居住まいを正す(いずまいをただす)
- いずれ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)
- 何れを見ても山家育ち(いずれをみてもやまがそだち)
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
- 居候の三杯目(いそうろうのさんばいめ)
- 急がば回れ(いそがばまわれ)
- 急ぎの文は静かに書け(いそぎのふみはしずかにかけ)
- 磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる)
- 急ぐな休むな(いそぐなやすむな)
- 磯の鮑の片思い(いそのあわびのかたおもい)
- 痛い上の針(いたいうえのはり)
- 痛い所をつく(いたいところをつく)
- 痛いのは辛抱しても痒いのは辛抱できぬ(いたいのはしんぼうしてもかゆいのはしんぼうできぬ)
- 痛い目に遭う(いたいめにあう)
- 痛い目に合う(いたいめにあう)
- 痛くも痒くもない(いたくもかゆくもない)
- 痛くもない腹を探られる(いたくもないはらをさぐられる)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 痛し痒し(いたしかゆし)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 頂く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 鼬ごっこ(いたちごっこ)
- 鼬なき間の貂誇り(いたちなきまのてんほこり)
- 鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ)
- 鼬の道切り(いたちのみちきり)
- 板に付く(いたにつく)
- 板挟みになる(いたばさみになる)
- 痛む上に塩を塗る(いたむうえにしおをぬる)
- 至れり尽くせり(いたれりつくせり)
- 韋駄天走り(いだてんばしり)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
- 一応も二応も(いちおうもにおうも)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 一か八か(いちかばちか)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 一から十まで(いちからじゅうまで)
- 一議に及ばず(いちぎにおよばず)
- 一工面、二働き(いちくめん、にはたらき)
- 一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
- 一言もない(いちごんもない)
- 一事が万事(いちじがばんじ)
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)
- 一日の計は朝にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は晨にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり(いちじつのけいはあしたにあり、いちねんのけいはがんたんにあり)
- 一日の長(いちじつのちょう)
- 一日再び晨なり難し(いちじつふたたびあしたなりがたし)
- 一字の師(いちじのし)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一場の春夢(いちじょうのしゅんむ)
- 一段落つく(いちだんらくつく)
- 一度あることは二度ある(いちどあることはにどある)
- 一堂に会する(いちどうにかいする)
- 一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
- 一度はままよ二度はよし(いちどはままよにどはよし)
- 一度焼けた山は二度は焼けぬ(いちどやけたやまはにどはやけぬ)
- 一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)
- 一に看病、二に薬(いちにかんびょう、ににくすり)
- 市に帰するが如し(いちにきするがごとし)
- 一日暖めて十日冷やす(いちにちあたためてとおかひやす)
- 一日一字を学べば三百六十字(いちにちいちじをまなべばさんびゃくろくじゅうじ)
- 一日の計は朝にあり(いちにちのけいはあさにあり)
- 一日の計は朝にあり一年の計は元旦にあり(いちにちのけいはあさにありいちねんのけいはがんたんにあり)
- 一日の計は晨にあり一年の計は元旦にあり(いちにちのけいはあしたにありいちねんのけいはがんたんにあり)
- 市に虎あり(いちにとらあり)
- 一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪ひく(いちにほめられにににくまれさんにほれられしにかぜひく)
- 一にも二にも(いちにもににも)
- 一二を争う(いちにをあらそう)
- 一人虚を伝うれば万人実を伝う(いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう)
- 一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず)
- 一年の計は元旦にあり(いちねんのけいはがんたんにあり)
- 一の裏は六(いちのうらはろく)
- 一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
- 一引き、二才、三学問(いちひき、にさい、さんがくもん)
- 一姫二太郎(いちひめにたろう)
- 一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
- 一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
- 一枚噛む(いちまいかむ)
- 一枚嚙む(いちまいかむ)
- 一枚の紙にも裏表(いちまいのかみにもうらおもて)
- 一抹の不安(いちまつのふあん)
- 一脈相通ずる(いちみゃくあいつうずる)
- 一脈通ずる(いちみゃくつうずる)
- 一命を取り止める(いちめいをとりとめる)
- 一目置く(いちもくおく)
- 一も取らず二も取らず(いちもとらずにもとらず)
- 一も二もない(いちもにもない)
- 一も二もなく(いちもにもなく)
- 一文惜しみの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)
- 一文にもならない(いちもんにもならない)
- いちゃもんを付ける(いちゃもんをつける)
- 意中の人(いちゅうのひと)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- 一翼を担う(いちよくをになう)
- 一輪咲いても花は花(いちりんさいてもはなははな)
- 一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
- 一を識りて二を知らず(いちをしりてにをしらず)
- 市を成す(いちをなす)
- 一家言(いっかげん)
- 一家の言を成す(いっかのげんをなす)
- 一家を機杼す(いっかをきちょす)
- 一家を成す(いっかをなす)
- 一巻の終わり(いっかんのおわり)
- 一掬の涙(いっきくのなみだ)
- 一簣の功(いっきのこう)
- 一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
- 一計を案じる(いっけいをあんじる)
- 一見、旧の如し(いっけん、きゅうのごとし)
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ(いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ)
- 一考を要する(いっこうをようする)
- 一国一城の主(いっこくいちじょうのあるじ)
- 一刻を争う(いっこくをあらそう)
- 一顧だにしない(いっこだにしない)
- 一札入れる(いっさついれる)
- 一札を入れる(いっさつをいれる)
- 一粲を博す(いっさんをはくす)
- 一糸纏わず(いっしまとわず)
- 一糸乱れず(いっしみだれず)
- 一糸も纏わない(いっしもまとわない)
- 一糸も乱れない(いっしもみだれない)
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 一生添うとは男の習い(いっしょうそうとはおとこのならい)
- 一升徳利こけても三分(いっしょうどっくりこけてもさんぶ)
- 一升徳利に二升は入らぬ(いっしょうどっくりににしょうははいらぬ)
- 一笑に付す(いっしょうにふす)
- 一笑に付する(いっしょうにふする)
- 一升の餅に五升の取り粉(いっしょうのもちにごしょうのとりこ)
- 一笑を買う(いっしょうをかう)
- 一矢を報いる(いっしをむくいる)
- 一炊の夢(いっすいのゆめ)
- 一寸先は闇(いっすんさきはやみ)
- 一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
- 一寸延びれば尋延びる(いっすんのびればひろのびる)
- 一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)
- 一世を風靡する(いっせいをふうびする)
- 一隻眼(いっせきがん)
- 一席打つ(いっせきぶつ)
- 一席設ける(いっせきもうける)
- 一石を投じる(いっせきをとうじる)
- 一戦に及ぶ(いっせんにおよぶ)
- 一線を画す(いっせんをかくす)
- 一線を画する(いっせんをかくする)
- 一戦を交える(いっせんをまじえる)
- 一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)
- 一旦緩急あれば(いったんかんきゅうあれば)
- 一箪の食、一瓢の飲(いったんのし、いっぴょうのいん)
- 一籌を輸する(いっちゅうをしゅする)
- 一籌を輸す(いっちゅうをゆす)
- 一籌を輸する(いっちゅうをゆする)
- 一朝の怒りに一生を過つ(いっちょうのいかりにいっしょうをあやまつ)
- 一朝の怒りにその身を忘る(いっちょうのいかりにそのみをわする)
- 一張羅(いっちょうら)
- 一丁字を知らず(いっていじをしらず)
- 一丁字を識らず(いっていじをしらず)
- 一擲乾坤を賭す(いってきけんこんをとす)
- 言って退ける(いってのける)
- 一点張り(いってんばり)
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 一頭地を抜く(いっとうちをぬく)
- 一時違えば三里の遅れ(いっときちがえばさんりのおくれ)
- 一途を辿る(いっとをたどる)
- 一敗、地に塗る(いっぱい、ちにまみる)
- 一敗、地に塗れる(いっぱい、ちにまみれる)
- 一杯食う(いっぱいくう)
- 一杯食らう(いっぱいくらう)
- 一杯食わされる(いっぱいくわされる)
- 一杯食わす(いっぱいくわす)
- 一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(いっぱいはひとさけをのむ、にはいはさけさけをのむ、さんばいはさけひとをのむ)
- 一髪、千鈞を引く(いっぱつ、せんきんをひく)
- 一発嚙ます(いっぱつかます)
- 一波纔かに動いて万波随う(いっぱわずかにうごいてまんぱしたがう)
- 一斑を見て全豹を卜す(いっぱんをみてぜんぴょうをぼくす)
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 一筆入れる(いっぴついれる)
- 一臂の力を仮す(いっぴのちからをかす)
- 一夫関に当たれば万夫も開くなし(いっぷかんにあたればばんぷもひらくなし)
- 一服の清涼剤(いっぷくのせいりょうざい)
- 一服盛る(いっぷくもる)
- 一辺倒(いっぺんとう)
- 一歩譲る(いっぽゆずる)
- 一歩を譲る(いっぽをゆずる)
- 一本取られる(いっぽんとられる)
- 何時にない(いつにない)
- 溢美の言(いつびのげん)
- 鷸蚌の争い(いつぼうのあらそい)
- いつまでもあると思うな親と金(いつまでもあるとおもうなおやとかね)
- いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし)
- いつも柳の下に泥鰌はいない(いつもやなぎのしたにどじょうはいない)
- 乙夜の覧(いつやのらん)
- 乙覧(いつらん)
- 佚を以って労を待つ(いつをもってろうをまつ)
- 居ても立っても居られない(いてもたってもいられない)
- いとこ同士は鴨の味(いとこどうしはかものあじ)
- いとしい子には旅をさせよ(いとしいこにはたびをさせよ)
- 糸目を付けない(いとめをつけない)
- 糸を引く(いとをひく)
- 居ない者貧乏(いないものびんぼう)
- 田舎の学問より京の昼寝(いなかのがくもんよりきょうのひるね)
- 稲荷の前の昼盗人(いなりのまえのひるぬすびと)
- 往に跡へ行くとも死に跡へ行くな(いにあとへゆくともしにあとへゆくな)
- 意に介さない(いにかいさない)
- 意に介する(いにかいする)
- 意に適う(いにかなう)
- イニシアチブを取る(いにしあちぶをとる)
- 意に染まない(いにそまない)
- 意に満たない(いにみたない)
- 犬一代に狸一匹(いぬいちだいにたぬきいっぴき)
- 犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
- 犬と猿(いぬとさる)
- 犬に論語(いぬにろんご)
- 犬の遠吠え(いぬのとおぼえ)
- 犬は人につき猫は家につく(いぬはひとにつきねこはいえにつく)
- 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ(いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ)
- 犬骨折って鷹の餌食(いぬほねおってたかのえじき)
- 犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)
- 犬も食わない(いぬもくわない)
- 犬も朋輩、鷹も朋輩(いぬもほうばい、たかもほうばい)
- 意のある所(いのあるところ)
- いの一番(いのいちばん)
- 命あっての物種(いのちあってのものだね)
- 命から二番目(いのちからにばんめ)
- 命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)
- 命長ければ辱多し(いのちながければはじおおし)
- 命に替えても(いのちにかえても)
- 命に過ぎたる宝なし(いのちにすぎたるたからなし)
- 命の親(いのちのおや)
- 命の洗濯(いのちのせんたく)
- 命の綱(いのちのつな)
- 命は鴻毛より軽し(いのちはこうもうよりかろし)
- 命を預かる(いのちをあずかる)
- 命を預ける(いのちをあずける)
- 命を懸ける(いのちをかける)
- 命を擲つ(いのちをなげうつ)
- 命を投げ出す(いのちをなげだす)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 胃の腑に落ちる(いのふにおちる)
- 祈らずとても神や守らん(いのらずとてもかみやまもらん)
- 祈るより稼げ(いのるよりかせげ)
- 位牌に泥を塗る(いはいにどろをぬる)
- 位牌を汚す(いはいをけがす)
- 医は仁術(いはじんじゅつ)
- 衣鉢を継ぐ(いはつをつぐ)
- 衣鉢を伝う(いはつをつたう)
- 衣鉢を伝える(いはつをつたえる)
- 茨の道(いばらのみち)
- 意表に出る(いひょうにでる)
- 意表を突く(いひょうをつく)
- 意表を衝く(いひょうをつく)
- 韋編三度絶つ(いへんみたびたつ)
- 移木の信(いぼくのしん)
- 居仏が立ち仏を使う(いぼとけがたちぼとけをつかう)
- 今鳴いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 今泣いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 今の今まで(いまのいままで)
- 今の情けは後の仇(いまのなさけはのちのあだ)
- 今はこれまで(いまはこれまで)
- 今は昔(いまはむかし)
- 今や遅し(いまやおそし)
- 今や遅しと(いまやおそしと)
- 今際の際(いまわのきわ)
- 今際の念仏誰も唱える(いまわのねんぶつだれもとなえる)
- 今を時めく(いまをときめく)
- 芋頭でも頭は頭(いもがしらでもかしらはかしら)
- 芋蔓式(いもづるしき)
- 芋の煮えたも御存じない(いものにえたもごぞんじない)
- 芋を洗うよう(いもをあらうよう)
- 倚門の望(いもんのぼう)
- いやいや三杯(いやいやさんばい)
- いやが上にも(いやがうえにも)
- 否が応でも(いやがおうでも)
- 嫌気が差す(いやけがさす)
- 厭じゃ厭じゃは女の癖(いやじゃいやじゃはおんなのくせ)
- 否でも応でも(いやでもおうでも)
- 嫌というほど(いやというほど)
- 厭と頭を縦に振る(いやとかぶりをたてにふる)
- 甍を争う(いらかをあらそう)
- いらぬお世話の蒲焼(いらぬおせわのかばやき)
- いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
- 入り鉄砲に出女(いりでっぽうにでおんな)
- 入り船あれば出船あり(いりふねあればでふねあり)
- 入り船に良い風出船に悪い(いりふねによいかぜでふねにわるい)
- 炒り豆に花(いりまめにはな)
- 炒り豆に花が咲く(いりまめにはながさく)
- 居留守を使う(いるすをつかう)
- 入るを量りて出ずるを為す(いるをはかりていずるをなす)
- 入れ替わり立ち替わり(いれかわりたちかわり)
- 色褪せる(いろあせる)
- 色男、金と力はなかりけり(いろおとこ、かねとちからはなかりけり)
- 色香に迷う(いろかにまよう)
- 色が褪せる(いろがあせる)
- 色気と痔の気のない者はない(いろけとじのけのないものはない)
- 色気より食い気(いろけよりくいけ)
- 色気を示す(いろけをしめす)
- 色気を出す(いろけをだす)
- 色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
- 色は思案の外(いろはしあんのほか)
- 色眼鏡で見る(いろめがねでみる)
- 色目を使う(いろめをつかう)
- 色よい返事(いろよいへんじ)
- 色を失う(いろをうしなう)
- 色を付ける(いろをつける)
- 色をなす(いろをなす)
- 色を作す(いろをなす)
- 曰く言い難し(いわくいいがたし)
- 曰く付き(いわくつき)
- 鰯網で鯨捕る(いわしあみでくじらとる)
- 鰯で精進落ち(いわしでしょうじんおち)
- 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)
- 言わずと知れた(いわずとしれた)
- 言わずもがな(いわずもがな)
- 言わぬが花(いわぬがはな)
- 言わぬことは聞こえぬ(いわぬことはきこえぬ)
- 言わぬは言うに勝る(いわぬはいうにまさる)
- 言わねば腹ふくる(いわねばはらふくる)
- 謂われを聞けば有難や(いわれをきけばありがたや)
- 意を汲む(いをくむ)
- 意を酌む(いをくむ)
- 意を決する(いをけっする)
- 意を体する(いをたいする)
- 異を立てる(いをたてる)
- 意を尽くす(いをつくす)
- 意を強くする(いをつよくする)
- 異を唱える(いをとなえる)
- 威を振るう(いをふるう)
- 意を迎える(いをむかえる)
- 意を用いる(いをもちいる)
- 夷を以て夷を制す(いをもっていをせいす)
- 陰影に富む(いんえいにとむ)
- 殷鑑遠からず(いんかんとおからず)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 因果を含める(いんがをふくめる)
- 慇懃を通じる(いんぎんをつうじる)
- 慇懃を通ずる(いんぎんをつうずる)
- 咽喉を扼する(いんこうをやくする)
- 印綬を解く(いんじゅをとく)
- 員数を揃える(いんずうをそろえる)
- 陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり)
- 引導を渡す(いんどうをわたす)
- 陰に籠もる(いんにこもる)
- 員に備わるのみ(いんにそなわるのみ)
- 陰に陽に(いんにように)
- 因縁を付ける(いんねんをつける)