阿鼻叫喚/あびきょうかん

阿鼻叫喚(あびきょうかん)の意味と使い方
四字熟語 阿鼻叫喚
読み方 あびきょうかん
意味 非常に悲惨でむごたらしいさま。もとは阿鼻地獄(あびじごく)と叫喚地獄(きょうかんじごく)の意味。「阿鼻」は仏教で説く八大地獄の一つ、無間地獄(むけんじごく)のこと。「叫喚」は八大地獄の一つの叫喚地獄(釜茹での地獄)の意味。また、「叫喚」は泣き叫ぶことで、阿鼻地獄に落ちた者がその責め苦に泣き叫ぶことも。(八大地獄)
英語表現 two of Buddhism’s hells pandemonium agonizing cries

使い方/例文

例文

  • 婚約者を事故で亡くした彼女は阿鼻叫喚を呈していた。
  • 津波で家が流された地域の人々は阿鼻叫喚を極めていた。
  • リストラされ借金まである彼は阿鼻叫喚となった。
  • 戦争が起きたその土地は阿鼻叫喚の巷となった。
  • 大事故に巻き込まれ生死を彷徨ったのち半身不随になった彼女は阿鼻叫喚の様相を呈していた。
  • 彼の残虐極まりない犯罪は阿鼻叫喚の地獄絵図を生んだ。
  • 病気と飢餓で苦しみ、必死に物乞いをする様子は阿鼻叫喚の有様だった。
  • 大震災後の阿鼻叫喚の現場はもう思い出したくない。
  • 亡くしてしまった命はいくら阿鼻叫喚しても戻ってこない。
  • 彼は妻と子供を失い阿鼻叫喚を呈していた。